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2005年4月27日 (水)

ザ・インタープリターとチーム・アメリカ

本日は、2本鑑賞。何といっても『ザ・インタープリター』!! なんとなく、もすごくよくできた映画の香りがしていて期待してみましたが、それを上回る出来!!! 何しろ、脚本がかっこよすぎる!!事件が展開していくきっかけや、謎が解明されていく警察小説的な緻密さから、見るものを飽きさせない凝ったカメラワークから、とにかく、必要な説明を全てセリフではなく、編集や間のとり方で見せる!!という、ものすごい離れ業をやりまくっている。もちろん、それを可能にするためにニコール・キッドマン、ショーン・ペンの驚異的な演技もあるのでしょう。とにかく、大人のための一級サスペンスでしょうが、こういったいいサスペンスを例えば中学生の時当たりに見れば、真の?映画ファンになってくれるのでしょう、なんて、・・・(自分にとっては、中学生時に見た『カサンドラ・クロス』の)コスマトス監督が亡くなった今、考えたりします。『インタープリター』、ジェームス・ニュートン・ハワードの音楽は、フルートの鳴らし方、サスペンス・シーンのアレンジがゴールドスミスを思わせ、「おお、この作品、ジェリーさんが音楽をやっていたらなぁ」と感慨深くさせるものでした。

さて、そしてトレイ・パーカーの『チーム・アメリカ』!! 多くの映画ファンは、ピーター・ジャクソンの『ミート・ザ・フィーブル』を思い出すが、お下劣さや、ヒートアップ度は似ていながら、パーカーのものの方が意外にカラッとしている。パペット版ブラッカイマー映画、と自身でもいっているように、まさにそのままで、パペットものなのに、やたらに爆発するし、パニック・シーンもありまくり、ただ、そのシーン、展開のほとんどが、これを実写でやれば、マジに見てしまうのかな、と思えるところ。なんか、ついつい、マジに進めてしまい、これではいかんいかんと、お下劣ボルテージを上げる感じです。音楽のハリー・グレッグソン・ウィリアムスも、起用そのものがギャグでしょう。彼自身は、いつものブラッカイマー・アクション用の音楽を作ればよし、な感じで。・・・・歌が、ほとんどトレイ・パーカー作。途中で交代?となったマーク・シャイマンが絡む曲は数曲になっている。パーカーは、これまたブラッカイマー映画の主題歌のパロディをいわば連発。最終的には、パーカーらしい下品さを保ちつつ、テーマらしきものは、意外に社会派なちゃんと今風の普通のことをいっている暗喩。でも、まあ、あんなに派手にスケールの大きいことをしすぎるパペットものは前代未聞だから、それで十分。

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{/usagi/}ザ・インタープリター(新作情報) 国連の通訳として働くシルビア(ニコール・キッドマン)そして彼女は忘れ物を取に会議室へもどりクー語(マトボの言葉)で話すズワー二大統領(マトボ)の暗殺計画をを偶然聞いてしまう。暗殺計画を阻止する為に、トビン・ケラー(ショーン・ペン)たちシークレット・サービス(SS)捜査官が事件にかかわって来るが・・・ アカデミー主演女優賞『めぐりあう時間たち』のニコール・キッ�... [続きを読む]

受信: 2005年5月15日 (日) 22時40分

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