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2005年4月20日 (水)

逆境ナインとやさしくキスをして

本日は2本拝見。邦画『逆境ナイン』は、やはり過去のアストロ球団から少林サッカー、地獄甲子園などを思い出さずにいられませんが、もともとは普通の人間が逆境で急に強くなる、という設定は、どうもやはり、根底に「帰ってきたウルトラマン」があるのではないか、と思います。何もないことをド派手に演出するのが好きな"ロボット"の製作にして、ようやく、その演出方法がピッタリくるものがきた感じ。音楽の佐藤直紀の燃えるスコアも、この人の炎は、つまりは劇画的ギャグなのだ、ということで、最もひねらずにストレートに使われた、という感じ。

もうひとつのケン・ローチの『やさしくキスをして』は、ローチならではの社会派というよりも、ローチ映画の中で最もエロい作品ではないか、というところが気になりました。どうもエロティックなラブ・ストーリーの方が主軸で、社会背景の厳しさは、かなりまろやかに処理されて、深刻さをさほど帯びない。というか、主人公たちが、精神的に乗り越えるというところが、なかなか今までの中では新しい。本当は、アンチハッピーエンドにも見えるのですが、ハッピーエンドに見せている。そんな感じです。サントラ、ジョージ・フェントンのデボネア・レーベルで出ているのですね。調べないと。

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» やさしくキスをして [逃源郷]
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受信: 2005年6月18日 (土) 08時17分

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