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2005年5月21日 (土)

ピエール・ポルトのような光宗信吉

現在、アニメ音楽を中心に活躍(大活躍)しているコンポーザーの中で、すでにファンもそのスジでは多い、光宗信吉氏ですが、そろそろ書いておこうと思い、書きます。おそらく『少女革命ウテナ』と『フリクリ』で名声は確立した方ですが、どうしても、イージーリスニング系が好きなわたしは、光宗サウンドの中で、その濃度が最も高い『ちっちゃな雪使いシュガー』(2001)を最高傑作と思ってます。初期の西村由紀江さんとも仕事を多くしていた経歴もうなずける、初期西村サウンドのノスタルジアを十分に思い出させる少し悲しげながら、明るくふるまうメロディ。『ウテナ』『フリクリ』でも、メロディを聴かせるサウンドの時の完成度は半端じゃなく、最近の『ローゼンメイデン』『魔法先生ネギま』のスコアでも、バラード、ワルツ、ボサノバといったイージー寄りのサウンドになった時の隙のなさは職人芸でした。まだサントラの出ていない『スピードグラファー』は、どうもアッパーなリズム系のもの中心と思われるが、新境地なところを聴けるかもしれないため、盤が出るのを期待。「シュガー」の主要曲なんて、もうほとんど、ピエール・ポルトあたりのフレンチ・イージーリスニングを聴いている心地で、さながら「アニメ音楽界の音の印象派」です。アニメ音楽ファンというより、ヨーロッパ系のサントラ・ファンに聴いてみていただきたい作品を残しているコンポーザーです。

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コメント

トラックバック感謝です。
あぁそうだ、ローゼンメイデンのサントラ買わなきゃ。

投稿: 光機 | 2005年5月21日 (土) 04時28分

10年ほど昔、私のバックで光宗氏はAOR系の音楽でも素晴らしいキーボードを演奏してくれました。多少ベクトルの変化はあるようですが変わらず大活躍されているようで嬉しく思いコメントさせていただきました。(東京~四国の長距離移動が一番の思い出です。)

投稿: コーズ | 2007年5月25日 (金) 00時26分

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受信: 2005年5月21日 (土) 04時29分

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