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2005年5月24日 (火)

ガブリエル・ヤーレ

あまり語られないので、語っておくコンポーザー・シリーーーズ。ガブリエル・ヤーレ(ヤレド)。平均値でいうと、今、全映画音楽作曲家の中で、もっとも美しいスコアを書く人だろうと思っている人は多いと思う。作品数は少なくはないのだけれど、作品としての評価も高い作品になかなか参加しておらず、あれ、といえば、この音楽、というところのものをなかなかもたない人である。最も知られているメロディといえば『ベティ・ブルー』でしょう。さて、そんな中でも、知る人ぞ知る的にこの人のベストワン、ツーといわれているのが『オータム・イン・ニューヨーク』と『メッセージ・イン・ア・ボトル』である。これも先例に洩れず、映画作品としての評価は、むしろ低い部類の作品のため、埋もれてしまいがちである。今、『オータム・イン・ニューヨーク』を聴いているのですが、このハープとストリングスのコラボの美しさはどうでしょう。ヤレドのメロディは、ぼんやりと霧のように美しく、幻想的である。しかも、このサントラでは、かなり幾種類ものメロディを用意している。メロディの聴き心地は、モリコーネでいえば『バタフライ』の、あのせつなさとエロさに似ている。でも、ヤレドの音は、澄んでいる。そう、『ビリティス』がもしリメイクされるとしたら、音楽は今だったら、ヤレドしかいないんじゃないでしょうか。

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コメント

ガブリエル・ヤーレは「勝手にしやがれ」のサントラで知りました。
実験的な電子音楽と、情緒的なスコアの同居に感動しました。
その後、イングリッシュペイシェントのサントラを購入するも、あまりピンとせず、以降は止めてましたが、オススメされているのを探してみようと思います!

投稿: LOUK | 2005年9月10日 (土) 16時59分

>LOUK様
ありがとうございます。先に聴かれた「イングリッシュ・ペイシェント」は、数少ない<映画は有名だが、ヤーレらしさはほとんど出ていない作品>ではないか、と思います。ところで「勝手にしやがれ」と書かれていたのは、「勝手に逃げろ/人生」のことですね。あれは傑作でした。

投稿: babby | 2005年9月11日 (日) 01時11分

うろ覚えでタイトル間違えてしまいました。失礼。

サウンドの質感としては、時代的なものでしょうか、トロンという映画のサントラに共通性を感じたりします。

投稿: LOUK | 2005年9月12日 (月) 02時22分

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