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2005年6月 1日 (水)

MASKED AND ANONYMOUS

またまた、これはもう公開されないだろうと思っていた映画がスクリーンでかかる。『ボブ・ディランの頭の中』というすごい邦題となった「MASKED AND ANONYMOUS」。サントラは2年前、つまりアメリカ公開時に出ており、ボブ・ディランのカバー集、というのに正直、さほど話題にならず、正直、ノーチェックに近い状態で、知り合いの配給会社の人に尋ねても「公開されないんじゃないか」の答えが当時多かった。そして2年。伝説のカルトは、こういう形で、陽の目を見るわけで。ボブ・ディラン自身が出ているとは聞きながら、脇役だろう、と思っていた。ジャケットにも控えめに写っている。違った、全然主演だった。しかも、予想通りの、スターたちの参加ぶり。そりゃそうだろうと思う。ジェフ・ブリッジス氏に至っては<ボブ・ディランに殴られるシーン>があるのである。ボブ・ディランに殴られる!!!!! そんな幸福に見舞われなくとも、「ボブ・ディランの映画の出演依頼が来ている」とならば、快諾しないはずがないだろう。結果、ものすごいオールスター・キャスト映画なので、映画ファンはそれでもニヤニヤするだろう。さて、別に脚本のクレジットにボブ・ディランの名はないし、自分自身、ボブ・ディランの歌をそれと知ってソラで覚えている曲は恥ずかしながら一曲もない人間なので、ディラン・ファンがどの辺でニヤニヤするのかはわからないけれども、破綻に近いストーリーを紡ぐセリフのひとつひとつが、通常の映画では許されないカッコよさに満ちているのは感じた。こんなセリフばかりが続いても、観続けられるのは「ボブ・ディランの映画」と認識してみているからだ。それにしても。カバー・アルバムとは聴いていたが、ソフィー・セルマーニやアルティコロ31までが参加していたとは!!! 逆に、純粋なロック・ファンにはわかりにくいメンツになっていたのかもしれない。さまざまな意味で、二度とありえない、今後も伝説化していくプロジェクトではあったのだろう、と思った。

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邦題:ボブ・ディランの頭の中 原題:Masked and Anonymous 監 [続きを読む]

受信: 2005年8月 4日 (木) 08時21分

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