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2005年6月 4日 (土)

岡崎律子の音楽と歌について

「アニ・ソン」というジャンル?がある。そのジャンルで活躍しているアーティストは、いまや、ものすごい数で、作曲家やヴォーカリスト、バンド含め、さまざまな才能の人たちがいる。どうも、(それは"アイドル"というジャンルもそうだし、"アニメ"というジャンルもそうだと思うが)なかなか、ちょっと言い回しが違うかもしれないが「敷居が高く」なってしまうのではないか、と感じている。しかし、菅野よう子、梶浦由記ほかのアニメ中心の作曲家への興味から、次第に他アーティストも聴くような身になった人間としては、新作が、もう聴けなくなってしまった状況で、岡崎律子サウンドの何たるかがわかりだして、悔しいというか、いいようのない思いになった。最近も、特に自分の中できっかけがあったわけではないが、2003年作品「LIFE IS LOVELY」を聴く。この人は、アニメ関係中心に曲を提供し、歌った人だけれども、それによって、「もっとこのサウンドに出会うべき人たち」がきっかけを失いかけているのではないか、と思う。いわゆる「アニ・ソン」には、直接的にそのアニメの題材を歌うもの、もしくはそのテーマを歌うもの、そして全般的に癒し的な内容をラブストーリー的に歌うもの、が主流を占めるが、この人の歌は、もう少し抽象的なもので、必ずしも「傷ついた人間(多くは男子限定か)を癒す」ものではない。あまりにもユニークな歌声と、決して「さあ、元気を出して!」系では絶対無いサウンドは、時には、癒しどころか、聴くものをかえって考え込ませる。この人の作る、全体的に悲しげなメロディもそうである。さまざまなアニメの題材の中から、これらのサウンドは生まれたのかもしれないが、これほどまでに個性的なサウンド(完成度というものの尺度がわからないので、あえてその言葉は使わないとして)は、もっと広く、音楽ファンに聴かれるべきなのだろう、と感じた。・・・・多分、アニメ・ソングに限らず、「知られるべき才能」は、さまざまな分野でいるのだろうと思うが、大事なのは、そこで誰かが気づくかどうか、ではないだろうか。

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