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2005年6月 9日 (木)

銀河ヒッチハイク・ガイドと炎のメモリアル

今週、無理せずに7本鑑賞!! といっても、残りの曜日は、一本も見られそうにないので、今週はこれで終わり。まず『銀河ヒッチハイク・ガイド』。期待以上!! 始めのイルカから「おお、これはすでになんか違うぞ」とすっかり載せられ、インテリお馬鹿な「モンティパイソン」+「ソラリス」+「オースティン・パワーズ」をアイマックスで観てみたいぞ的ポップ映像万博が2時間弱。よくよく考えれば、哲学にいきそうな考えを、シュールな脱力ギャグに翻訳していく。そしてそこに、ディヴァイン・コメディ・チームの90年代的ラウンジ・サウンド(90年代に一世を風靡した、60年代リバイバル+新しさを目指したラウンジ・サウンド)。デバ・コメというよりは、当時の対抗馬(でもないか)マイク・フラワーズ・ポップスのテイストの方に近いかもしれないが。プロデュースにジェイ・ローチの名が! オースティンとノリを同じくする理由もなんとなくわかる。大傑作!!!

そして『炎のメモリアル』。これは、やっと鑑賞。日ごろから、見たいストーリー/ドラマのひとつとして「最高にハッピーなカップルがいて、そのカップルには破局も何も訪れずにラストまでいくのだが、ドラマとして成立している」という理想系があり(これは、多くのラブストーリーが結ばれるまでの話であり、結ばれてからのイチャイチャをひたすら見せられてなおかつ面白いというドラマは作れるか、という発想。なので『電車男』は違います。結ばれるまでなので。結ばれてからは、カップル用の掲示板に移られたようですし。)、直接ラブものではないが、それに近いと思わせるドラマ?だった。絶体絶命の状態に陥った、正義感バリバリの消防士の、回想。これは「多くの消防士は、ここまでドラマチックでなくとも、このような人生を送っている」と思わせる、日常のエピソードがひたすらに続く。主人公はじめ、ほぼすべての登場人物たちが非の打ち所のない人間ばかりで、ここが『マイ・ドッグ・スキップ』『エバーラスティング』を撮った監督ならではの強烈な「ファンタジー」の部分なのかな、と思う。そこにロビー・ロバートソンのロック・バラード。「できすぎた日常」は、夢見るに足りるファンタジー、ということだ。

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