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2005年7月29日 (金)

ジャマイカ

さて、『ジャマイカ 楽園の真実』である。この映画、なぜか4年間、ずっと見たかった。とくに、レゲエ・ファンというわけではないのだが。でも、ジャマイカ料理には、ちょっと興味があったり。アキ・アンド・ソルト・フィッシュというのが、ジャマイカの代表的な料理の名前だとわかったときはちょっと感動したものだ。さてさて、とにかく「ジャマイカ映画」がない(ハワイ映画もないなぁ、とずっと思ってます)なぁ、とずっと思っていたときにでてきた映画だった、そしてどうもアメリカでの評判がすごくよかったので、気になっていたのであるが、もう、完全にあきらめていた。見慣れたポスターを見たとき「キター」と思った。なんか、願いが通じたというか、なんというか。しかし(この「しかし」に意味はない。別にこちらは楽しいレゲエ映画、みたいなものを期待していたわけでも全然ないので)、ものすごく真摯な映画である。ひたすら証言を取り続ける。例の万博の本を読み終え、今は「鉄道未成線を歩く・国鉄編」というのを読んでいる(また、そんなものばっかり)が、ここでも、政治だ利権だ、で、本当にそれだけで、市民・国民(そこの地域住民)が必要と全くしていないものの建造に大量の税金が投入されていく、という、もう何回も聞かされて、立腹するのももう疲れたネタがこれでもかこれでもかと来るのですが、非常に、この映画もダブってくる。救済する、といっておきながら、そのシステムが始まるや否や、彼らの生活はさらにピンチに立たされていくのだ。あの映画のサントラで音楽担当のムタバルカが心地よいポエトリー・リーディングを一見しているかのように聞いていながら、実はその内容はとてつもない、悲しみと怒りに満ちた実情のレポートであったりする。「知ることで、一歩、大人になった」感じ、その日のアップリンクXは、水曜日の昼というのに、若いアンちゃんやカップルでいっぱい(といっても、限られた人数しか入れないスペースでの上映だが)で、あの内容(ひたすら証言シーン)なのだが、彼らにとっても「愛すべき国・ジャマイカ」の実情をたたきつけられて、食い入るようにスクリーンを見つめていた。これは、みなさん、見ましょう!!

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受信: 2005年8月11日 (木) 19時25分

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