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2005年9月28日 (水)

シンデレラ・マン

さあ、映画リハビリ開始である。といいながら、昼過ぎ(15:00ぐらい)まで寝ていたため、映画は1本。本当に、横になっていて、全身のすみずみまでが疲れているのが実感できた。横向けに寝るのでさえ疲れるので、100%仰向けの状態で、可能な限り、体の面積を下に向けられる形で寝ていた。起きたとき、その疲れの状態がとれている箇所が多かったので、起きた。本当に、そんな感じだった。映画であれば、何でも観られるだろう、と思った。2時間、同じところにあるスクリーンを凝視する作業は、久しぶりだった。で、『シンデレラマン』。ボクシング映画に、音楽トーマス・ニューマンという意外な起用のこの作品、つまりは、熱いボクシング・シーンが多くあるはずにもかかわらず、ものすごく静かで、抑制が効いて、優しい映画である、ということだった。トーマスの音楽は、いい意味でも悪い意味でも、印象に残らない、空気の温度のようなサウンドだが、今回も、そんなサウンドを要求されたようで、つまりは、いつものトーマス・ニューマンが炸裂した。ラッセル・クロウやポール・ジアマッティの演技も、その「抑えすぎ」なところが逆に面白いぐらい、押さえられていた。そして、画面の色調、カメラワーク、いずれもが「大人が疲れないドラマ」を目指していた。しかし、自分が監督だったなら、しっとりとしたストリングスや、ひょっとしたら、スロー・ジャズなんかも似合ったのじゃないかな、と思う。トーマス・サウンドは、どれも「トーマス・ワールド」にしてしまうクセがあるので、危険といえば危険だ。今回は、それにはまっている気がする。ボクサー映画なら、『ロッキー』や『チャンプ』が、名曲とともにシーンを思い浮かべるが、『シンデレラマン』には、シーンを思い出させるテーマがない。これは、最近のすべての映画にいえるが、もっと、この映画なら、ノスタルジックでスローなキャッチーなナンバーがあってよかったのじゃないか、と思う。『シンデレラマン』は、3か月後には忘れられてもいい、消費型娯楽映画ではないはずだから。

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シンデレラマン マーク・セラシーニ, クリフ・ホリングワース, アキヴァ・ゴールズマン, 井上 篤夫 これは本なんで読んだことないですけど; いやはや、ぶっちゃけると、めっちゃ面白かった!! 何か作り物の話には感動しない、というかそもそもあんまり感動しない俺ですが、実話を基にしたということもあってか、ものすごい感動しました。こいつぁやばい。 まぁ、「グリーンマイルを観てとても不快な気分になった」suuですから、好みは他の人とは大分違うと思いますが、なんと、映画の途中で観客から拍... [続きを読む]

受信: 2005年9月28日 (水) 01時06分

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