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2005年10月26日 (水)

「うーん」とチェリーレッド

待望の『エリザベスタウン』鑑賞。あまり、期待しすぎてみると・・・うんぬんかんぬん。キャメロン・クロウの中には、映像化したいイメージが無数にあって、それが収拾つかない状態になっていたりするのかもしれない。結局、編集されたのは2時間強だが、「もっと、あのシーンを見ていたい!」のに、そのシーンはすばやく過ぎてしまう、というところが多いこと多いこと。いっそ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・エリザベスタウン』じゃないけど、そのぐらいの長さにしてしまってもいいぐらい、父との思い出も、もっと具体化させてもいいぐらいだったのじゃないか、とさえ思える。こんな題材だが、テレビ・シリーズさえ、ありじゃないか、と思えるぐらい、観ている方にさえ、細部に行き渡った人間ドラマの深さが伝わってくる。なんか、1年かけてじっくり熟成させて5分ぶんのシーンを考えたぐらいのシーンの連発である。それは『あの頃ペニー・レインと』の時も感じたが、使われるロック・ナンバーについての膨大な知識についても、長年のキャリアならではのものを感じさせる。しかも、それが自然に出るところが、一夜漬け天才では無理なところだ。そういうことで、2時間に集約されてしまった『エリザベスタウン』が完璧かというと、そこがうーん。例えば『ミリオンズ』『フォー・ブラザーズ』『銀河ヒッチハイク・ガイド』といった、今年の下半期のマイ・ベストがちょうどよい尺数であるのに対し、『エリザベスタウン』のそれは短すぎることで、マイナスになっている。・・・・・・てなことを、アメリカではなく、イギリスのレーベル、チェリーレッドからリリースされたジョニー・マン・シンガーズのベストをとろけそうに聴きながら。今かかっているのは、トニー・ハッチ作の「コール・ミー」。そう、ここからスチュー・フィリップスのサーフものが出てるんですよね。

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» エリザベスタウン [エンタメ!ブレイク?]
誰かを愛し、旅を愛し、勇気を出して 人生を愛したくなる、まばゆいエナジーが溢れる [続きを読む]

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