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2005年12月21日 (水)

寒い

ここまで寒いと、とにかく「外に出たくない」「試写室から試写室に移る間さえイヤ」な感じなため、いろいろとしたいことが制限されてしまう。ううん、時間が勿体無い、いまだからしかできないことは何かないか・・・・・

ブックオフの綱島の店に、片付けたCDをガンガン持って行ってますので、今、あそこの店のサントラ・コーナーがすごいことになってますので、ぜひ、どうぞ。

さて、『マンダレイ』『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を拝見。いずれも、鬼才としての巨匠な監督の作品なりに、「安心して観られるヘンタイ映画」という感じでありますが、ともに「自分にしか撮れない映画イコール自己パロディになりはしまいか」「どうせ、オレはこんな感じにしか撮れないし、それで十分、一級品になるのだから、それ以上、無理をする必要はないだろう」的な余裕を見てしまう。こちらが、映画の未開地がないほど見飽きた?のか(というほどは、全然観てないぞ)とも思うが、今、自分としては、いらない刺激は好んでないので、このぐらいの「想定の範囲内」のヘンタイさが心地よい。

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2005年12月15日 (木)

あの頃も楽しかった

最近、なかなか強烈に「!!!!」ということがない。やっぱり、愛知万博とともに、どこかへ行ってしまったのか・・・・しかも、週一しか更新していないし、最近。さて、愛知万博といえばARIAなのだが、なぜだか、自分の中では、このふたつが重なる。ARIAの中で人生訓のひとつとして出てくる「いかに人生を楽しむかだ」という考えは、とてもアニメ/コミックがさらっと語ってしまうには、すごい教訓である。さきほどの放送であったばかりのエピソードの内容で失礼しますが、若かった頃を懐かしむことについて、”楽しくなくなったのではなく、あの頃の楽しさじゃない楽しさが今はある。あの頃は楽しかった、じゃなくて、あの頃「も」楽しかった、なんだ”という下りは、感動の一言。ARIAのシーンの中では、何度も、主人公たちが風景を何気なく眺めているシーンが登場するが、あれには「この瞬間も、いつかは思い出になる瞬間なんだ」というニュアンスがある。確かに、「今、楽しい」と思う瞬間は、「のちに、思い出になるんだな」とあとのことを考え、未来のノスタルジーを先に予想させるのだ。これは、いいことなんだろうか。「楽しいこと論」には深いものがありそうである。さて、日曜に『ロード・オブ・ドッグタウン』を観た。ローラー・スポーツのまさに、シーンの中心人物だったステイシー・ペレイラ自身が、当時からを回想している実録だが、この映画は、普通の実録と全く違う。まさしく、当時の彼らの生活に密着取材している(インタビューは、なしで)かのような擬似ドキュメントの香りがする、説明一切なしのドラマ(ドラマか?)なのだ。なので、わかりにくいといえば、わかりにくいし、特別、ドラマの主人公を立ててはいない。彼らの出来事をずっと追いかけるのみだから。偏った思い入れを全く挿入したくなかったのかもしれない。なので、ある意味、観客に不親切な映画かも知れないが、逆に当事者本人が語る映画にありがちなセンチメンタリズムの最極に位置しようとした潔さを感じる。このぐらいやらないと、うそっぽく思えるだろう。しかも、リズム一発説明なし、ドライブ感のみがそれゆえ支配するこの作品、監督が女性監督(彼女としては、初の雇われ仕事か)というところも?かっこいい。大阪万博の話も書くつもりでしたが、また今度。

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2005年12月 8日 (木)

ロバと王女

ここ数日、CDをハードケースからソフトケースに入れ替える作業に没頭し続けている。でないと、もう、部屋が・・・・。かなりの数、売却もして、でも、まだ「見違えるほど」ではない。まだまだ精進が足りない。

さて、何を見るか、さんざん迷って(いずれも、あまり見る気がしない・・・・なんていうと、どれらの映画が最も見る気がしなかったのか、の話になるが、それは書かないことにして)、リバイバルであるという理由で、ちょっとランクを下にしていた『ロバと王女』を結局、観にいって、正解。とはいえ、びっくりしたのは、ル・シネマに、いいオッちゃんがひとりで観に来ている、その数が圧倒的であったこと。オッチャンだって、ドヌーヴのうっとりとした夢物語、観たいんですよ。さて、そのオッちゃん族のひとりでもある自分も、堪能した。思うに、若かりし頃、リアルタイムの映画以外、ほとんど好きじゃなかった(つまり、最近作られた、舞台が現在以降の映画。あんまり未来も好きじゃない。近未来、近過去ぐらいがベスト)ためであろう、ジャック・ドゥミの映画は、おそらく観ていない。シェルブールやロシュフォールでさえ、見た記憶がない。これは早いうちにDVDなどで観ておかないとヤバい。それはともかく、なので、ドゥミ・タッチがどういうものかは知らないため、これが本来のものかどうかわからないのですが、・・・・豪華な物語であるのに、極端に登場人物たちの動きが少ない。これは「絵本」を意識して、静止画的なものを狙ったのかも、とも思える。色彩、静止画像としては華やかながら、動きの少ない映像に、華麗なルグランの音楽。あまりに躍動的な音楽と絵のおとなしさの少しミスマッチが不思議な感覚をもたらす。これが「ヘタ」なのでは決してないのがわかり、なんか、すごい余裕としてのオーラとして見えてくる。ゆったりとしたドラマで巨匠としてのオーラが出ることは時にあるけれど、ジュブナイル(この映画は、シンプルな筋立てなど、当初、ジュブナイルとして作られているはず。大人のための娯楽ではないはず)でこの味が出ることは少ない。この、今の映画ではおそらく味わえない感覚(きっと、巨匠ゆえに全権を任される余裕のオーラ。山田洋次監督作ぐらいだと、感じられるかも)を味わって、・・・しかし、これは、おっさんならではの満足だよな、いかんいかん。いかんこともないけれど。

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