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2005年12月15日 (木)

あの頃も楽しかった

最近、なかなか強烈に「!!!!」ということがない。やっぱり、愛知万博とともに、どこかへ行ってしまったのか・・・・しかも、週一しか更新していないし、最近。さて、愛知万博といえばARIAなのだが、なぜだか、自分の中では、このふたつが重なる。ARIAの中で人生訓のひとつとして出てくる「いかに人生を楽しむかだ」という考えは、とてもアニメ/コミックがさらっと語ってしまうには、すごい教訓である。さきほどの放送であったばかりのエピソードの内容で失礼しますが、若かった頃を懐かしむことについて、”楽しくなくなったのではなく、あの頃の楽しさじゃない楽しさが今はある。あの頃は楽しかった、じゃなくて、あの頃「も」楽しかった、なんだ”という下りは、感動の一言。ARIAのシーンの中では、何度も、主人公たちが風景を何気なく眺めているシーンが登場するが、あれには「この瞬間も、いつかは思い出になる瞬間なんだ」というニュアンスがある。確かに、「今、楽しい」と思う瞬間は、「のちに、思い出になるんだな」とあとのことを考え、未来のノスタルジーを先に予想させるのだ。これは、いいことなんだろうか。「楽しいこと論」には深いものがありそうである。さて、日曜に『ロード・オブ・ドッグタウン』を観た。ローラー・スポーツのまさに、シーンの中心人物だったステイシー・ペレイラ自身が、当時からを回想している実録だが、この映画は、普通の実録と全く違う。まさしく、当時の彼らの生活に密着取材している(インタビューは、なしで)かのような擬似ドキュメントの香りがする、説明一切なしのドラマ(ドラマか?)なのだ。なので、わかりにくいといえば、わかりにくいし、特別、ドラマの主人公を立ててはいない。彼らの出来事をずっと追いかけるのみだから。偏った思い入れを全く挿入したくなかったのかもしれない。なので、ある意味、観客に不親切な映画かも知れないが、逆に当事者本人が語る映画にありがちなセンチメンタリズムの最極に位置しようとした潔さを感じる。このぐらいやらないと、うそっぽく思えるだろう。しかも、リズム一発説明なし、ドライブ感のみがそれゆえ支配するこの作品、監督が女性監督(彼女としては、初の雇われ仕事か)というところも?かっこいい。大阪万博の話も書くつもりでしたが、また今度。

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