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2005年12月 8日 (木)

ロバと王女

ここ数日、CDをハードケースからソフトケースに入れ替える作業に没頭し続けている。でないと、もう、部屋が・・・・。かなりの数、売却もして、でも、まだ「見違えるほど」ではない。まだまだ精進が足りない。

さて、何を見るか、さんざん迷って(いずれも、あまり見る気がしない・・・・なんていうと、どれらの映画が最も見る気がしなかったのか、の話になるが、それは書かないことにして)、リバイバルであるという理由で、ちょっとランクを下にしていた『ロバと王女』を結局、観にいって、正解。とはいえ、びっくりしたのは、ル・シネマに、いいオッちゃんがひとりで観に来ている、その数が圧倒的であったこと。オッチャンだって、ドヌーヴのうっとりとした夢物語、観たいんですよ。さて、そのオッちゃん族のひとりでもある自分も、堪能した。思うに、若かりし頃、リアルタイムの映画以外、ほとんど好きじゃなかった(つまり、最近作られた、舞台が現在以降の映画。あんまり未来も好きじゃない。近未来、近過去ぐらいがベスト)ためであろう、ジャック・ドゥミの映画は、おそらく観ていない。シェルブールやロシュフォールでさえ、見た記憶がない。これは早いうちにDVDなどで観ておかないとヤバい。それはともかく、なので、ドゥミ・タッチがどういうものかは知らないため、これが本来のものかどうかわからないのですが、・・・・豪華な物語であるのに、極端に登場人物たちの動きが少ない。これは「絵本」を意識して、静止画的なものを狙ったのかも、とも思える。色彩、静止画像としては華やかながら、動きの少ない映像に、華麗なルグランの音楽。あまりに躍動的な音楽と絵のおとなしさの少しミスマッチが不思議な感覚をもたらす。これが「ヘタ」なのでは決してないのがわかり、なんか、すごい余裕としてのオーラとして見えてくる。ゆったりとしたドラマで巨匠としてのオーラが出ることは時にあるけれど、ジュブナイル(この映画は、シンプルな筋立てなど、当初、ジュブナイルとして作られているはず。大人のための娯楽ではないはず)でこの味が出ることは少ない。この、今の映画ではおそらく味わえない感覚(きっと、巨匠ゆえに全権を任される余裕のオーラ。山田洋次監督作ぐらいだと、感じられるかも)を味わって、・・・しかし、これは、おっさんならではの満足だよな、いかんいかん。いかんこともないけれど。

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