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2006年3月29日 (水)

家に帰ってきてからのウルトラマン

以前から「こんな話があったら面白いだろうな」と思っているのが「家に帰ってきてからのウルトラマン」。ウルトラマン氏は、毎朝、日本のいろんなところでワルサをしている怪獣を退治に、「出勤」する。そして、夜になると、家に帰ってきて、家族に今日、退治した怪獣の話をする。・・・つまり、ものすごい立ち回りとか、大変なことがいっぱいあったのに、それらを見せることはせず、その後の話の断片で、想像するのみ、という感じの物語だ。これにちょっと似たのは『レザボア・ドッグス』や、北野武の諸作品などでも、メインではないが、手法の一つとして出てくる。・・・・さて、早速、買い出してきました『ヨコハマ買い出し紀行』。まずすごいのは、このタイトルがすでに、前述した感じなのである。「買い出しはヨコハマになるのだろうし、そんな時も、周囲の風景などを楽しみながら(主人公の)アルファさんは行くのだろうな」ということなのである。そう、実際に、ヨコハマに買い出しに行くシーンなどない(会話にさえ、出てこない!)。舞台は、水没しているヨコハマ周辺だが、それも、設定の一つとして隠し味としてあるのみで、つまりは「未来だけれども、自然がいっぱいののどかな風景」を、主人公の(”ロボットの人”という言い方も優しい)アルファが眺めている、そんな話である。ストーリー自体が大体、意味を成さず、設定イッパツで、あとは、ご自身でお楽しみください、という感じ。新しい!!!!!!!新しすぎる!!!!しかも、4年前の作品だ。この音楽をショーロ・クラブと岩崎琢の両アーティストで共作していたのだ。確かに、この「風景を提示して、あとは身を任せる”間”の楽しみ」は、『ARIA』にも『びんちょうタン』にも通ずる。『ヨコハマ買い出し紀行』は、時代を先取りしすぎたのか、電波には乗らないアニメだったようですが、その後、電波に乗るアニメで、その精神を受け継いだものが支持(おそらく)されているのですね。・・・もう少し書くと、『ヨコハマ』は、ほとんど一人でいるシーンがほとんど。事件も起こるのだが、その部分はカットして描かれる。「たたずんで、ひとりでなんとなく考える」というシーンが大部分を占める、いや、これはカルト・ファン多いのもわかりました。OVAは2巻で終わっているが、3以降は、もう、出ないんでしょうね。

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