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2006年3月11日 (土)

ブロークン・フラワーズ

アクセス超困難だったため、早くも、毎日更新を逸してしまいましたが、そして『日本万国博』10時間弱バージョンもゲットし、その話もあるのですが、その前に、先日鑑賞しました『ブロークン・フラワーズ』について。ジム・ジャームッシュ監督作としては、珍しい「ラブ・ストーリー」臭のある新境地で、かつビル・マーレイがやはり「お約束演技」的な感じで、これはこれで計算されているのだ、ということを確認しつつ、興味を惹かれたのは「車窓」だ。この映画、隣の探偵趣味なエチオピアのオッサンに無理やり?渡されたCD-Rに入っているエチオピアン・ジャズをカーステレオで聴くという設定で、「エチオピアン・ジャズをBGMに車窓」という不思議な画面が、作品のかなりの比重をもって展開する。「車窓の長さ」に関して印象深いのは、青山真治監督の『シェイディー・グローブ』での車窓で、これが、仮にはしょっても、ストーリー上は何の問題もないはずなのですが、かなりの長尺、主人公が運転するクルマの車窓が延々続く。最近でいうと、この感覚を期待したのが『エリザベスタウン』なのですが、予想に反して、ほとんど短い(製作者サイドの意見で切られたか?個人的には、車窓シーンたっぷりにして、映画が3時間でも全然OKです)ので、うーん・・・だったのですが、その『エリザベスタウン』と似たシチュエーション(選ばれる音楽も、両者の違いが面白い。片やガールフレンドが選曲し、片やは、隣のオッサンの選曲という違いもあるし)ながら、印象は全く異なる。究極の車窓映画はかのギャロ様の『ブラウンバニー』だろうが、これは、車窓そのものが持つ意味がかなり重い。ちょっと先述の3本とは、意味を異ならせると思う。『ブラウンバニー』のような重さのない、ほぼ全編車窓映画、というのは、出会ってみたい一本なのです。

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