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2006年6月30日 (金)

貧乏姉妹物語

駆け足で、多くのエピソードをこなさないといけないから、でもないとは思いますが、1回目なので、おおまかな設定は説明しないといけないので、それで時間をとられる、ということか、物語自体は、ミニマムな話なはずなのだが、かなり早く細かい展開をつないでいる感じがしました。省けるところは省いて、全体をもっとスローに展開させることは可能だった気はします。昔の『てんとう虫の歌』を少し思い出し(あえて、その路線を狙ったのだったら、丸かも)、小坂明子の音楽も控えめで、劇伴に徹している。シンセじゃなくて、あのサウンドだったら、ピアノ・ソロで全編スコアをやっても、面白かったかもしれませんが(思い切り外野な意見)。EDの酒井香奈子嬢の歌は、まるで『REC』パート2な、そのままの歌でした(メロディやアレンジまで)。EDは、もっとしっとりした調子のものを聴きたかったです。

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2006年6月28日 (水)

ああ、らんじゅ

某スリランカ・カレーの店に入ろうと思ったら、思ったよりも、フォーマルな感じの店だったため、ひるんで入れず、じゃあココナッツ・ミルク濃度ちょっと高いカレーを作るか、といきなり、ココナッツ・ミルクとレモンの買い出しに目的が変更したりする。さて、料理本の話ですが、新宿南口の(高島屋の並びの)紀伊国屋書店が、実は、普通に凄かったことが判明。ロシア料理本でも、簡単に何冊もある。ついつい、メキシコ料理のレシピ、なんてのも立ち読みしてしまう(覚えといて、後日、参考にします。今日は目的はメキシコじゃなくて、ロシアなので)。という感じで満足して、横浜に移動。そこで、なななななんと、衝撃の事実に直面。横浜駅ビルのB1の(相鉄の駅ビル)イレヴン・アベニューが3月いっぱいで閉ゾーンしていた! なかなか、年季の入ったアベニューだったので、改装も近日か、の予感はありましたが、どうも、改装後はおしゃれな店が多く入るようで。ということで、愛用していた、鉄板焼/グリルの「らんじゅ」が、もうなくなっていたのでした。うーん、知っていたら、3月、毎週行ったのに・・・・そういえば、今年は、行ってなかったのか(行ったと思うが。4月からは、ここを歩いていなかったわけだ)。思えば、ついつい、どんな料理にも、あらびき黒コショーをふってしまうクセは、ここの影響だんだけれど・・・時代は変わるのだなぁ。

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ものすごい情報量

『.hack//Roots』のサントラを聴く。アリ・プロジェクトは片倉三起也単独名義で、以前にも『マリア様が見てる』のスコアを作っていたので、大体の想像はついていたが、それにしても、多彩でした。単なる「これしかできませんから」なのかもしれませんが、まさに、アリ・プロジェクトは「音のコスプレ」で、いかにも、な様式美がまず始めにある。その中心部分は崩さずに、どう広げていくか、ということが、今回のスコアだと、「マリみて」以上に実験されていることが分かる。しかも、その結果として、飽きない音に結果的になっていて・・・・正直、このアニメ自体は、大河企画の中のひとつのため、こういう大河ものはどうしても、苦手なので見てないんですが・・・・シーンを思い出すかどうかじゃなくて、サウンドだけで十分面白い。菅野よう子、梶浦由記両氏もそうですけれど、アニメをメイン・フィールドにしている作曲家たちのアプローチの方法は、なんか作品との関わり方が、実写のそれより、もっと自由な発想を持っているような気がする。そうそう、栗コーダーもそう。というか、現在は、実写よりも、アニメの方が作品の発想自体が、かなり自由奔放なので(それは、世界自体は実写でも可能なストーリーであっても)、それなりの自由さなのかもしれない。またしても、世界はアニメに傾いてきている、という確信を得ただけ? 別に、生身の人間だけで作品を作らないといけない、という縛りはないですからね。『ポセイドン』も、ほとんどアニメみたいなものなわけですし。

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2006年6月26日 (月)

ストラップもいいが

たのみこむ、で「もやしもん」の"菌ストラップ"の提案あって、盛り上がりだしてますが、それよりも、やはりアニメ化希望。声優さん同士の会話。「XXぅ。"もやしもん"やるんだって?何の役?」「酵母」。・・・・こういう会話を待ってます。意味わかんねー。さて、自分の中で、高千穂鉄道回想ブームに入っているのですが(新会社での再スタートが決定した、らしいので期待!)、そんなこんなで、ブックファーストをウロウロ見ていたら、発見、すごい写真集。その名も『高千穂鉄道』。栗原隆司という写真家の方の渾身の写真だらけ。とにかく、絶景の中の鉄道が、ものすごい。しかも、一時休線の要因となった台風の爪あとも、きっちりと写真に残している。出版は海鳥社という福岡の出版社。過去に見た高千穂線の写真をすべて記憶の彼方に追いやるすごい写真集で、涙さえ出てきました。地元の出版社の仕事はいつもながら、丁寧ですごいですね。

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2006年6月22日 (木)

風光明媚な渓流路線

今、缶ビールのみながら、NHKを無音でBGVにしながら、トロバヨーリ「マジック・モーメンツ」を聴きながら、横でポータブルDVDプレイヤーで高千穂線の前面展望DVD(-R)を見ながら、書いてます。このパシナ倶楽部作のDVD-Rによるリリース「高千穂鉄道の旅」、延岡駅の駅の入り口から入って、ちょっとホームも映してから、展望に入る。さすがです。スタッフ、車窓の旅、知ってます。2000年6月撮影とある。かなり最近だ。以前、ビデオ版は持っていたので、それのDVD版かな、と思っていたので、そうではなく、最近のものだ。(自分は確か2004年に乗ったので、ほぼ同じ雰囲気を味わえた。晴天だったのも同じだ(ものすごい晴天だった、そういえば)。本日は、ほかにふたつ。つまりは、書泉グランデ(すっかりお気に入り)と、秋葉原の夜を楽しんだのですが、まずは、・・・グランデのトートバッグのデザインがもう違う!前はクマだったのに、今回はリス!マンスリーで変わるのか?で、その高千穂DVDを買った訳ですが、料理本もかなり充実していたので、ロシア料理本でもじゃあ探そう、と思ってみましたら、・・・・マイナー??な国の料理本は常備ではなさそう、と知り、これは料理本用書店は、また別に調べないといけないなあ、と思いつつ、・・・・秋葉原、ついに初期光宗作品「アキハバラ電脳組」のサントラを発見!しかも激安。聴くと、さすが光宗サウンド、センチメンタルなストリングス炸裂で、ファンが探すのもうなずける傑作。中でも、光宗作で、岡崎律子が歌うナンバーは泣けました。そして、『涼宮ハルヒの詰合』である。ハルヒ自身が弾いている風にしてある?超絶ギターは西川進、そしてドラムは小田原豊!、平野綾の歌いっぷりも、思い切り普通のロックで、アニソンの域を吹っ飛ばしている。このテの楽曲だけ集めて、女ロッカー・アルバム、作れるんじゃないか、と思う。そしてハルヒものでの神前暁サウンドが初めて盤で聴けた。今のところ、スコア・サントラが出る気配がないが、みんなで騒げば出るよう考えてもらえるのでしょうか。

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2006年6月20日 (火)

世界は広がる

岩崎琢プロデュース、と聞いていましたので、あちこち探したのですが、なかなか見つからなかった笠原弘子「aria」ついに、聴くことが出来ました。久々ですね、・・・「歌詞聴く系」の日本人歌手のアルバムを聴くのは。普通の?いわゆるJ-POPなるジャンルはほとんど(まず)聴かないので(街からこぼれ聞こえてくる分で十分)、坂本真綾以来でしょうか? アニメ音楽周辺に接するようになってから、まだ浅いこともあり、このアルバムが出た99年というのは、リアルタイムで、この周辺の音楽を注意してはいなかった。何事も「出会い」ですね。さて、6末の坂本真綾と"ちよちゃん"金田朋子が姉妹役という夢の共演『貧乏姉妹物語』(しかも音楽が「あなた」の小坂明子)て、もろ「日常の中の幸せ/何も起こらない系」作品ですね。

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2006年6月17日 (土)

疲れた夜に菅野祐悟サウンド

『あいのうた』のサントラも買ってみました。その中のプロフィールに「ラヴェル、ドビュッシーの音楽に傾倒」とあります。なるほど。まるまる、その繊細さ、センチメンタルさです。アニメは、結局『DCダ・カーポ』がデビュー的作品かつ、唯一の作品のようで、その後、実写ドラマで活躍されていますが、やはり、この方の持ち味は繊細さ。もちろん、職業作曲家は、どんなジャンルでもこなさないといけない(ドルリューもサスペンスは、やった。ハード・アクションやSFは果たして担当したか?)だろうが、『エンジン』や『アテンション・プリーズ』は、この人よりも、より佐藤直紀様寄りの題材じゃないかとは思う。あくまで、外野外野の意見ですけれど。『DCダ・カーポ』の成功で考えれば、菅野祐悟サウンドで『かしまし』とか、もしあれば、ぴったりだったでしょうね。この人の音は、80年代のイージーリスニングの香りがする。一番、近いのはジョニー・ピアソンのそれ、と思う。いでたちは、ピアソンというよりも、ちょっとスティーヴン・シュラックスだ。80年代後半だったか、アンドレ・ギャニオンが出した傑作『シネマのように』も思わせる。タイトルを忘れたが、あと80年代のカラベリの全曲オリジナルという、エピックから出た傑作(うーん、タイトルが・・・)あたりも。つまりは、ガラス細工のようなイージーリスニング。劇場映画でのオファーに期待。

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2006年6月15日 (木)

中野三昧

火曜日は、一日、部屋に閉じこもりで、作業に没頭。その作業自体は、夜の0時ぐらいに終わったんだけれど、そこから、ちょっと凝った夜食(といってもブランチぐらいの時間に一回食べただけなので、2食め)を始めて、できあがって、食しつつ、ビール+焼酎・・・と、ついつい、こんなことを夜中にやっていて・・・で、水曜が14時ごろに起き、「お元気ですか日本列島」(実は、最近は、もっともこの番組がフェイバリット)が終わって、・・・と夕方になってしまう。実は水曜(すなわち昨日)は中野ブロードウェイ来襲を考えていたのですが、もう時間があまりない・・・といいつつも、行きました。さすが中野。それは目的ではなかったのですが、「万博カード」なるものをまんだらけで発見。結構、いい価格だが、ちょっと迷って、やはり購入。というのも、先日来中の際に見た「万博ハンカチ」がもうなくなっていたからだ。迷うヒマはなかった。そして、この日の目的は、またまた琢さんものや、祐悟ものなど漁りなのですが、いやあ、あるわあるわ見つかるわ見つかるわ。『破壊魔定光』まであったのはびっくり。琢流マカロニ・ウエスタン・サウンドでなかなか楽しい。七瀬光や川井憲次、今堀恒雄ものの廃盤もかなりあったが、きりがないので、今回は見送り。そういえば、というオンド・マルトノの原田節氏が音楽を担当した『パルムの樹』も発見。そういえば、そういう盤、ありましたな、と捕獲。菅野祐悟『DCダ・カーポ』の1の方のサントラも、求めやすい価格で発見。一気にいろいろと揃った。この勢いで、これは廃盤でもなんでもないが、ようやくコミック『もやしもん』を購入。なんだ、このマンガは。最近は、こういうの、当たり前なのか?やっぱり、実写映画/ドラマ/小説はコミック/アニメに先を越されているなぁ、と感じる。ここでブロードウェイ自体の店店の閉店の20時。まだ飽き足らず、地下のSEIYUに突入。これまた、べつにレアものとかじゃなくて、普通に、食材なんかを買ってしまう。切干大根とかルッコラとか。・・・帰宅後、またもや夜中に作業開始。これが一息ついたのが、今、これを書いているこの時間。なんか、生活の作業の順番が違うぞ。

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2006年6月13日 (火)

恐るべし美少女アニメのサントラ

昔(今も、かな)ピンク映画の最低条件として「濡れ場が一本の映画に何シーン、何分間かがあれば、あとは好きに撮ってよし」みたいなことがあって、その条件だけを満たして、後は、個々の実験的な作風の追求を若手の監督たちはしていた、という話は聞きますが、それに近いものが、今の「美少女アニメ」というものにはあるのじゃないか、と思う。つまり、基本、キャラクターが美少女でさえあれば、あとは何をやってもよし(すごく乱暴な言いかたですが)、ということ。『ハルヒ』『ARIA』『かしまし』『ひぐらし』例えば、この4つは、めざすテーマみたいなものは、それぞれ違う。共通点は、主人公たちが美少女である、ということだけだ。ただ、これは、ほぼ全ての実写ドラマ(いわゆるトレンディ・ドラマ)も、美男美女俳優/タレントたちで占めるわけだから、理屈としては、同じなわけで。その表面だけを見て、遠ざかってしまうと勿体無い、とつくづくまた感じたのが、実は2004年リリースの『DCダ・カーポ』のサントラ。なんと音楽は、今をときめく若手注目株の菅野祐悟氏。美少女アニメど真ん中な題材なのですが、これが、もう、自身も、ホームページの中で標榜しているように、昔のフランス映画サントラを思わせる、丁寧なアレンジのストリングスものである。特に、若手の作曲家は、・・・と思うのが、どんな素材であろうと、「要求されている満足度の300%の力を発揮する」ぐらいの勢いを与えられた仕事に出していることだ。特に、若手で、そのあと、評判になり、頭角を現す人たちの仕事振りはそうである。例えば、この菅野氏にしても、この『DCダ・カーポ』の音楽を「なんだ、このクオリティの高さは!」と製作者・監督たちを驚かせたに違いない。岩崎氏もそうだが、注目の作曲家たちは、聴き手が遠ざかっていた分野で、ものすごい仕事をしている。ジャンルにかかわらず、注目しなければ、ということですね。しかし、『DCダ・カーポ』傑作です。

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2006年6月10日 (土)

次は遊園地

そう、次は遊園地じゃないか、と最近、思ってます。ローカル線乗り、や、近所の全駅周辺散策とか、だんだん底を突いてきて、あとは、旅費がかさむところだけが残ってきてしまっている。何か、ないだろうか、と考えていると、万博の変形(応用編)として、「遊園地」に行き当たった。それも、遊園地的渋谷な遊園地ではなく、あくまで、ローカル線的遊園地である。東京ディズニーランドもハウステンボス(ここは旅費もかかるが)も後回し。そういうところではなく、自分も、調べなければ知らなかったようなところにある「遊園地」である。おそらく、それらへの道中も、そして、そこに行き着く直前も、きっと楽しいに違いない。そして、自分としては、別に、乗り物に乗るつもりは、あまり、ない。アトラクションは入るかもしれない。それよりも、その遊園地の中の売店でホットドッグを食べたい。そういう感じです。近いうちに近場で実行してみます。

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2006年6月 8日 (木)

書泉グランデ

ふと、「鉄道書籍 書店」で検索すれば、その在庫が豊富な書店とか、出るのか知らんと思ってやってみたら、出ました「書泉グランデ」。今日は、ずっと部屋を出ていなかったので、すぐ行ってみました。て、絶対、何度もこの店は来ていたはずなのです、神保町、御茶ノ水、明治大学の近く。ただし、いつもは"古本屋""中古CD"との頭があるので、"新品"の書店は眼中になかった、というのが実情。6階に、その噂の鉄道コーナーがある。すごい客数。メッカなのだな、とつくづく実感。そのすごさは、専門書は当然のこと、各大学・高校の研究論文、機関紙までが普通に販売されていることで、まるで「鉄道版コミケ」(違うけど)のようである。映画(これは、ちょっと想像できるが)とか、サントラとかでも、こういう店があったら、面白いのにな、とか思いながら、プラレールとか、「鉄子の旅」もちゃんと一緒に売られていて(ますますコミック売り場のよう)、極めれば、こういう店になるのだな、と感心。しっかししっかし、車両本だらけ。9割車両本。「車窓マニア」な自分としては、結局、種村直樹系書物を探すしかないのか、と探すが、それでも、固有名詞が多くて、違う違う、と思いつつ、結局、矢野直美著「北海道幸せ鉄道旅」に逃げることになる。やはり、ほかの鉄道本とこの人の違うところは、あくまで、ローカル線好きなんだけれども、鉄道以外への興味のバランスがあるところで、写真も、線路/駅は写っていても、車両は写っていないものが多い。その分、写っているのが、「生活する人々の表情」なのである。ローカル線に乗っても、鉄道そのものよりも、そこで体験したさまざまな香りだけが記憶に残る自分としては、やはりフィーリングが近いのは、この人の旅の方法だ。中でも"わが意を得たり"と思ったのが、先日廃線となった「ふるさと銀河線」の旅行記で、旅先で食べるものは、食べなれたメニューのものを地元の素材で食べるのが一番いい、という感想で、境野駅の駅舎喫茶でカレーライスを注文するくだりで、「まさしく、そう!」と、もう、ほんっと考えること同じだわ、と思ったのでした。ところで、さすがグランデ。購入時、入れてもらった袋がトートバッグ風のもので、ものすごく可愛らしくて(多分)おしゃれなもの。なんか、すごいぞ書泉グランデ。さすがグランデ、いうだけある。

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2006年6月 7日 (水)

決めゼリフ~ジョージかっこいいよジョージ

時間が中途半端に空いた、というか、18:30はすぎていて、何か映画でも一本観よう(最近、全然、見ていなかったので、見るべき映画はいっぱいあるはず)と思い、この時間でも鑑賞可能な作品数が選べるだけある六本木に出る。が、なんと鑑賞可能作品が、「たまたまそれはもう見ている」作品ばかりで、結局、選択の余地なしで、未見だった『グッドナイト&グッドラック』を見る。いやあ、かっこよすぎるほど、カッコいい映画でした。この映画におけるジョージ・クルーニー、計算、し尽くしてますね。この映画の手法の手本となっている映画はおそらく何本かあると思うのですが、まず、ジャック・ベッケルの『穴』と、音楽の使い方は、ラース・フォン・トリアーの『奇跡の海』を思い出させる。モノクロ画面における、間による緊張感の演出と、実際の現場で聞こえるであろう"音"以外の演出は排除するスタイル。そして集団でのコラボレーション演技。主人公エドと上司的なジョージ・クルーニーの間だけでなく、あくまでチームとしての仕事を意識した描き方。そして、"モノクロ"を意識したのは、これが行いたかったからか、と思える、「タバコの煙」。挿入される資料価値の高いニュース・フィルムがモノクロであるための、時代同時性のためのモノクロ、というのもあるでしょう。ニクイのは、まるで当時の映画のリバイバルを思わせたいかのように、ある程度、上映を繰り返したあとのフィルムだから、の理由のはずのフィルムの痛みさえもがかっこいいことである。こういうことを新作映画で求めることは、まず珍しい。ドラマの"オン"の時の緊張感の無音楽と、"オフ"になった時のダイアン・リーヴスたちの生ジャズ。このコントラストもわかりやすい。すばらしいシーン、前代未聞の放送をやってのけた後でのスタッフたちの打ち上げ的な夜の後、スタッフが翌朝の朝刊を買いに行って、戻ってくるまでをもどかしそうに待っている、あの間のシーン。「待つ」という、本来、ドラマでは短縮する間を、意味ありげにじっくり見せる。「待ちのシーン」をじっくり見せる、これは撮影もきっと楽しかったに違いない。こんなシーン、ほんと、演技力ばつぐんの名優たちが集まらないと無理でしょう。いやあ、大人の仕事を見せていただきました。

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2006年6月 5日 (月)

興奮のるつぼ

なんと、今度は7月に『沖縄海洋博』のDVDが出る!! そう、大阪万博から5年後の1975年に開催された海洋博、これも公式記録映画があったのです。しかも監督が松山善三。以前にも書いたかも。海洋博は、一度も結局行かなかったのですが、それでも熱狂していたのは覚えています。公式ガイドブックやらガイドマップ(地図帳タイプになっていて、大阪万博マップのようにざーっと広げてみることができなかった。今、こんなものがあればすっ飛んで何度も沖縄に出かけるのですが、当時、大阪から家族で沖縄に、というのはちょっとしたかなりなものでしたので、結局行けなかった次第です。でも、何日もかけて、マジにくじら館の絵を描いたり、自分の熱狂ぶりはなかなかでした。動く(別にパビリオンは動かないが)海洋博を見るのは、ほぼ初めて(テレビで見ているはずだが、ほとんど記憶がない)。ちなみに、この7月、『ウォーターシップダウンのうさぎたち』も出る。すごすぎる。

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2006年6月 3日 (土)

今、そこにいる僕

昨日の秋葉原は実は岩崎アイテム漁りでございました。びっくりしたのは、結構昔のアイテムでも廃盤にならず、かつCD帯にも、岩崎琢が音楽担当であることをちゃんと宣伝文句にしているコピーがついていることです。で、99年リリースの『今、そこにいる僕』。調べていくと、地上波では無理、といわれるような描写がふんだんになされたショッキングさを持ったSF戦争青春もの、という印象。この頃の岩崎氏が担当する作品は「ターゲットを限定して、とことんやりたいようにやる」アニメに付き合っている感じなのでしょうか。サントラも、いきなり20分の組曲から始まる、おおよそアニメのサントラでは考えられないことをやってのけている。まだまだ知らないことはいっぱいありますな。

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2006年6月 1日 (木)

同じ行動の中の違い

流行の、脳についてのどうたらこうたら、で「初めてのことをする」ことが効果的である旨を聞く。全然、初めてではない秋葉原に今日も買物に行きましたが、そば屋で、意識して、その店ではまだ頼んだことのないメニューを頼んだりしてみます。先日は、住み始めて、10年の地域の公園をそういえば訪ねたことがなかったので、ちょっとのぞいてみたりする。まあ、また「ARIA」を引き合いに出しますが、先週のエピソードで語られる「知らないことがいっぱいある、ということは、知るときの喜びを味わえる機会がまだまだいっぱいある、ということ」旨の"教訓"があり、日常の中の新たな発見についてが改めてテーマとして、出てきます。そう、これは"ルーティンワーク"の中に「ルーティン」ではない部分を見出すことでもあり、また「ルーティン」ではない部分を見出す、というのはいわば、感受性をどれだけ高められるか、ということになるのだと思う(これは「ARIA」のメインテーマとも確かにいえる)。感受性が高い=脳にいいことをし続けている結果、ということなんでしょう。繊細さにおいて、がんばらないといけません。

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