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2006年6月13日 (火)

恐るべし美少女アニメのサントラ

昔(今も、かな)ピンク映画の最低条件として「濡れ場が一本の映画に何シーン、何分間かがあれば、あとは好きに撮ってよし」みたいなことがあって、その条件だけを満たして、後は、個々の実験的な作風の追求を若手の監督たちはしていた、という話は聞きますが、それに近いものが、今の「美少女アニメ」というものにはあるのじゃないか、と思う。つまり、基本、キャラクターが美少女でさえあれば、あとは何をやってもよし(すごく乱暴な言いかたですが)、ということ。『ハルヒ』『ARIA』『かしまし』『ひぐらし』例えば、この4つは、めざすテーマみたいなものは、それぞれ違う。共通点は、主人公たちが美少女である、ということだけだ。ただ、これは、ほぼ全ての実写ドラマ(いわゆるトレンディ・ドラマ)も、美男美女俳優/タレントたちで占めるわけだから、理屈としては、同じなわけで。その表面だけを見て、遠ざかってしまうと勿体無い、とつくづくまた感じたのが、実は2004年リリースの『DCダ・カーポ』のサントラ。なんと音楽は、今をときめく若手注目株の菅野祐悟氏。美少女アニメど真ん中な題材なのですが、これが、もう、自身も、ホームページの中で標榜しているように、昔のフランス映画サントラを思わせる、丁寧なアレンジのストリングスものである。特に、若手の作曲家は、・・・と思うのが、どんな素材であろうと、「要求されている満足度の300%の力を発揮する」ぐらいの勢いを与えられた仕事に出していることだ。特に、若手で、そのあと、評判になり、頭角を現す人たちの仕事振りはそうである。例えば、この菅野氏にしても、この『DCダ・カーポ』の音楽を「なんだ、このクオリティの高さは!」と製作者・監督たちを驚かせたに違いない。岩崎氏もそうだが、注目の作曲家たちは、聴き手が遠ざかっていた分野で、ものすごい仕事をしている。ジャンルにかかわらず、注目しなければ、ということですね。しかし、『DCダ・カーポ』傑作です。

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