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2006年9月13日 (水)

ユースケやトータスが食べている

昨日、もう一本観たものがありまして、これが「時かけ」とは対照的な位置も持つ『UDON』。先の欄で書いたとおり、「邦画は役者論ばかりになってしまう」話は、主にオダギリジョーであったり浅野忠信であったりが出演するものの多くに感じられるのですが、それらとは、またちょっと、『UDON』は違う。かなり「メジャーで撮ることの苦悩」みたいなものを感じる。役を演じているはずのユースケやトータスや小西真奈美が、その役に見えず、タレントとしてテレビに出ているときのそれと全く同じイメージなのだ。また、このうどんに関する話は、多くの人が知っていることだし、そこに主人公というフィクションを混ぜた感じだろう。このフィルムは既成のタレント・イメージを使用し、「ありそうな場面」(悪い意味ではなく、普通の人でも思い浮かべる、ありそうな場面)を積み重ねる。ストーリーとしては何かの続編な訳ではないが、「水戸黄門」や寅さんを見るときのような安心感が存在する。映画通がチェックしそうなワザは、そこには介入させない。「全ての映画には、きっと世界のどこかに、すごいファンがひとりはいる(持論)」とすれば、確かに、このフィルムにファンは多くいると思う。彼らは、映画を敷居の低いところで観ている人たち。だから、例えば、寅さん映画のファンのような。そして、寅さん映画がもう新作がない今、寅さんイズム的なものをもつ映画は意識して作られたし、ということで「ご当地映画」的位置もあるこの『UDON』はあるのだろう。その意味では『フラガール』も『夜のピクニック』も同じ位置で、立っている気がします。

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受信: 2006年9月28日 (木) 19時41分

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