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2007年1月12日 (金)

69歳とひだまりスケッチ

今年の目標は「洋画を観る」です。とにかく、洋画を観て、洋画復権のささやかな力添え(めっちゃささやかですけど)を行いたい。という感じで、がんばって洋画を観る、ということで、観ましたポール・バーホーベンの『ブラックブック』。69歳なんですね。一見、それなりの枯れた大人の題材か、と見せかけて・・・さすが老いても年齢関係なくパワフルだったゴールドスミスと同じ波長のこの監督、枯れてなかったです。どぎつい描写(しかも、これは、おそらくサービス・シーンとして登場するエグさ)と、エロさ。それも、「普通、娯楽映画でそこまでしないだろう」というカットが数箇所ある。観た人間は、強烈なシーンの何箇所について、話したくなるだろうし、そこが狙いだろう。尺としては長い(2時間半ぐらいある)が、そこここで、あきさせないバーホーベンらしさで見せるので、たっぷり大人の娯楽サスペンスを観た充足感がある。しかし、エロじじい健在ですね。いい意味で。もちろん、それをみんな期待しているわけで、期待に応えているわけで。ところで、この映画を現地語で見せる理由、それも実感。オランダ語、ドイツ語、ヘブライ語、英語(がおもに飛び交っていたと思う。)がそれぞれシーンによって使い分けられ、決して英語圏の映画のために、英語を話すはずのないおばちゃんが英語を話している、なんてことがない。言語のリアリティは、特に、今回のようなドラマだと重要な部分なので、これは不可欠なものであるでしょう。

 さて、昨日より開始の本クールの本命アニメ『ひだまりスケッチ』ですが、黒板ネタ、舞台劇っぽい、というか思いっきり簡略化されたカット、4コマものの原作らしいアイキャッチの数箇所導入など、王道新房組タッチで楽しめました。というか、もう、王道すぎて、自らのパロディのよう。びっくりしたのが、今回が1/11(オンエア日と暦を同じにしている)もの、なのに、次回はいきなり夏の話。このてのアニメは「夏」は定番ですからはずせないですけど、いきなり。まるで、ケーキのイチゴの部分をいきなり食べる感じ。エビフライ定食で、いきなりエビフライだけ先に食べてしまう感じ。それか、ハルヒ的順番、するのでしょうか。音楽は誰?と思ったら菊谷知樹氏。ランティス系の歌曲書きまくり編曲しまくりの方ですが、劇伴は珍しいですね。というか、このアニメ、ランティスとアニプレックスのコラボという珍しい作品なんですね。アニプレックスのこのテといえば『かみちゅ』とか『学園アリス』あたり以来か。

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