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2007年2月14日 (水)

ザ・ジャンル

本日2本鑑賞。『主人公は僕だった』。意外にかっちり作っていて、破綻させない。ということで、マルコヴィッチやゴンドリー者とは違うのは、「画面はあくまで日常から逸脱しないこと」だ。一見、エキセントリックな脚本は、これはやはりカウフマン映画が開拓したジャンルだろうと思う。カウフマン映画なしに、この脚本があった際にゴーサインは出ただろうか、と思ってしまう。ただ、この映画が顧客と設定するのはゴンドリー映画や、モダンなおセンチ・ポップ(決して揶揄しているのではない。自分もこのジャンルは好きなので)を好む層だろうか、それならば、理解可能だろう、と思う。ネタバレはいやなのでぼかしますが、後半から、物語の意味合いが変わってくる。最後の「オチ」でないが、それなりの理屈を作る着地点はストーリーとして感心。これは、映画ネタというより、小説として読んだほうがより面白いんじゃないか、と思いながら観ました。

 そして『ゴーストライダー』。このテのジャンルを観るのは久しぶりです。つまりは「様式美」だろう、と思ってましたので、そこに特化して観ましたが、まさしく「よっ、待ってました」的展開の数々で、これは、たまらん人にはたまらんようになっているな、と思いました。新しかったのは、ヒーローたちが大暴れした後の街の惨状を見せていたこと。教科書でも読んだ大江健三郎「破壊者ウルトラマン」を思いだす。ただし、ウルトラマンと違うのは、主人公も、自分は正義の味方ではなく、個人的なもので働かされていたり、悪対悪みたいなものであることを感じ取っている部分だ。そういえば、日本のヒーローって、ダーティさを含ませるものはあったのだろうか。

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