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2007年2月20日 (火)

残された者

『ママが遺したラブソング』。もう、このテの邦題にだまされない?免疫は出来ているので。こういったテイストの映画を多く観たいと思うラフな感じの見ごたえのドラマ。物事が結構ニュアンスで発展していくので、起承転結っぽいものも緩やかで、そのテンポがリアルというか自然である。リアル(現実)の方が、こんなにニュアンスだらけではないだろうから、不自然なほどに自然、ということはあるかもしれない。さて、このドラマは、ひとつの「残されたもののドラマ」とジャンル化されたもののひとつにあたると思いますが、どうも、この種のドラマはずるい。すでに過去にいろんなドラマはあったろう、ということがミエミエだからで、そうなってくると、すべてが本当にニュアンスのままで終わったほうが面白かったかもしれない。また、潔く、すべてが明かされずに終わるドラマもあるとおもう。ドラマの作者側は、そういう意味では、設定はいいが、過去に甘えてもいけないと思う。例えば、ヒーローものなどで、スピンオフ作品があるが、これこそ、過去を今まで想像させていなかった余裕から発生するものなので、これぐらいの遊びを残して、なおかつ、今展開しているドラマを見せる物にしなくてはならない。今回の映画で言うと、ほとんどの人物の言動は、過去に起きたであろうドラマに起因しているから、過去に甘えている、ということになる。

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