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2007年5月26日 (土)

もってけセーラーふくのOFF VOCAL

『らき☆すた』については、過去に触れた事があったかなかったか。そのオープニング・テーマの「もってけ! セーラーふく」ですが、この作曲の神前暁氏は、すでにファンの間でかなり轟いているようなのですが、驚くのは、ご本人のストライクゾーンが不明なぐらいの引き出しの多さです。今回は、完全にファンクで、強烈・高速なファンク・ビートにラップ(多分、ラップといっていいと思いますが)を乗せる、この高速度は、本チャンのヒップホップやミクスチャーものでもあまり聴いたことがない。そして、そのラッパーとなる声が、声優の方々ですから、ドスとかは、もちろん効かせない。そう、考えると「ドスは効かせないラップ」というのは、ものすごく新しいんじゃないか、と思った。京アニのアニメにも言えることですが、神前氏の曲というのは、どうも「じゃあ、どうして、こういう曲はないのか」という部分を、結構理詰めで「やったことないこと」をパッチワーク的につなぎ合わせた、かなり屁理屈で成り立っている曲と思えます。ただし、これがつまりは、屁理屈好きな「コアファン」の共感を得るのでしょう。また、アニメ・ファンは、自分たちが最高に楽しむ以上の要求を外部には期待しないところがある。このある意味、そしていい意味で「周囲は全く気にしない自分たちの間だけでの孤高」が凄いのでは。アニメが実は、ものすごいことになっている、ということは、昔から知ってる人は知ってるのでしょうけれど。しかし、「もってけ! セーラーふく」は、確信犯でしょうが、すごい曲です。

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2007年5月16日 (水)

せまりくるハコガメ

『ファウンテン』、すごく見たかった一本ではあるが、かつ、かなり怖いもの見たさ的な興味があった。しかも、この後の、監督とレイチェル・ワイズの仲のことも知ってから見ると、かなり何というか。しかし、アロノフスキーという人は、やはり頭で考える人なんだろう、構成は緻密だと思うが、こういう映画は、もっと構成もはじけるべきなのじゃないか。というか、こういう映画でさえ、冷静なのが、この監督の持ち味なのだろう。ごく一般論として「よく、こんな映画、撮らせてもらえたな」的一本ではあるので、そういう映画フェチにはたまらんのかもしれませんが、(後半は、かなりのトンデモ映画になるのはなるが)、それでも、落としどころは考えようとしていたりするのですね。ちょっと『アルタード・ステーツ』も思い浮かんだが、あの映画のエロさとは対極をなす。エロくなっていい題材なのに、禁欲的ですね。エロだけが欲とは限りませんが。

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2007年5月 9日 (水)

切符のない旅

昼前に出ましたので、初めは、高崎から上信電鉄を先にするか、迷ったのですが、熊谷でいてもたってもいられず、さっそく秩父鉄道へ。秩父鉄道といえば、御花畑やらSLやらホルモン焼やらで、何かと「ゆうどきネットワーク」ネタになっている鉄道。いわば、首都圏近場からちょっと足を延ばして可能な旅気分の鉄道、ということだ。それにしても、NHK、鉄道ネタ多いのですが。有名な関口知宏企画といい、かなりの鉄チャンがエライさんの中にいるのでしょう。さて、秩父鉄道ですが、もう、いきなり熊谷(始点は熊谷ではなく羽生なのですが、JRから乗れるのが熊谷から)駅がいい。木のベンチ、やってきた電車は扇風機。(冷房車も連結されていたが、)こういう時は、非冷房車でしょう。時間も、夕方になっていたこともあり、地元の高校生攻撃。見慣れた光景。これを三峰口までなのですが、これが結構かかる。1時間強。ローカルな感じ満開の路線が続き、御花畑を過ぎたぐらいから、いよいよ山に入っていく。終点前の白久から三峰口までの間で急にすごい山岳鉄道っぽいロケーションになり、終点へ。さて、三峰口駅周辺はかなり見晴らしがよいのだが、そこからのバスが出て行くと、本当に、人通りが全くない。一本分だけたたずんで、18時すぎに戻ろうとすると。「次は有料の急行」とのこと。急行券200円。払う。なんと硬券。やはり、この時間、途中から車窓は無理だろう、と思っていたら、熊谷に着く頃は真暗でした。ここから、まあ、いつものことですが、帰れる距離なんですが、新前橋で宿。8時30分すぎでしたが、すでに、開いている食堂系がなく、ホテル2Fの居酒屋で済ます。

 で翌日。そう、書き忘れていましたが、今回、この方面に来た理由なのですが、日本列島晴れ晴れゆかいで、気温もグングンヒートアップと聞いていたので、関東で最も気温が高くなることが多い前橋・高崎あたりに、その時間に居たい、というのが理由なのでした。その意味で言えば、甲府もなのですが、甲府近辺は大体乗っているので・・ということで、上信電鉄。高崎駅は、何度も来ている気がするが、この地方都市のトレードマークっぽくなった立体歩道?が全面に展開する感じのおなじみ?の作りで、いわば、街の素顔が見えにくい。最近感じるのは、駅そのものも連絡をしやすくするため+エキナカビジネス満開のために、どの駅も同じような構造で、今、自分がどこのどのあたりにいるのかわからなくなる。それを確かめるために、用もなくても、一度改札を出て、駅の外に出たくなる。そして、駅舎?の外に出ても、同じような駅外の風景になってきている。

 ということはともかく、上信電鉄は、これまた高崎駅がJR駅の脇にあって、0番線、というお約束な感じ。ここも、非冷房車来ました。そして、2,3駅行くとすぐに田畑が視野いっぱいに広がる光景に変身。そして、ここも終点の3駅ぐらい前から急に山岳鉄道な感じになってくる。終点の下仁田。関東の駅百選なるものに選ばれている駅らしく、風情いっぱい。いかにも、昔の駅舎っぽい、しかも、かなりこじんまりした田舎の駅の雰囲気満点。さて、ここが、予想外で、山陰の石見川本で受けたような感慨が。めいっぱい山奥と思うのですが、かなり町として開けている。農協によるスーパーもある。ちゃんと開いている食堂も何件もあり、12時すぎだったが、その一軒に入ると、大画面のテレビでNHKニュースが映っていた。ローカル・ニュースでは江崎史恵アナだったので、ここは関東・甲信越の範囲なのだな。さて、チキンライスを注文。懐かしい感じの味で、細長いステンレスの皿に盛り付けてあって、その盛り付けも泣かせる。ねぎと豆腐の味噌汁は、ちょっと甘味。満喫していると、すぐに戻りの列車に決めていた時間が近づき、惜しいがその店を後にする。外は暑くてなかなかです。(帰ってから、光化学スモッグ注意報出ていたのを知りました)さて、ここから群馬県中に充実している私鉄網をいくつか、と思い伊勢崎に向かうも、ここからの東武線が1時間に1本、しかも連絡は現在もちろんバッチリということで仕方なく伊勢崎探索は見送り、すぐに太田行きに乗り込む。この太田駅が、高架でなおかつ電車から外を見る限り、かなり駅開発されたし風に見えたので、一本見送って降りると、実は駅前開発中で、駅前に大きなショッピングビルなども、ない感じで、すぐに久喜行き各駅停車に乗る。そして久喜からJRで帰路、だったのですが、さて、秩父鉄道、上信電鉄以外は、全てSUICAで乗れてしまいました。ちょっとした近郊の小旅行は、切符買わなくていいんですね。うーん、それも、なんだか、と思ってしまいました。わざと買えばいいんですが。

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2007年5月 7日 (月)

ブコウスキーとガンスリとバカラック

なんて、旬でもなんでもない取り合わせなだけに、いい。ブコウスキー役?をマット・ディロンが、の『よいどれ詩人になるまえに』(と、まあ、また言うのが恥ずかしい邦題)鑑賞。しばらく経って気がついて、あとはそのまま見ていくと楽しめたが、もう、これは4コマまんがの世界である。ジャームッシュ映画ともつきあいのあるジム・スタークとノルウェーの監督のコラボともいうべきもので、お約束なオフビートがこれでもかと出てくる。そして、女と酒はブコウスキーにとってのお約束なので、イメージ通り、ということで新しい刺激はないかもしれないが、もう、笑点見ているかのような安心感。

さて、今頃になって、『ガンスリンガー・ガール』を読んでいる。これ、『まおちゃん』と同じく、ストーリーだけでは伝わらない部分がかなりある。まおちゃんも、ストーリーよりも、あの作品世界が最大の魅力というか衝撃だろうが、ガンスリも、ストーリーはあるが、こちらは、少々、他のラブストーリーに裏打ちされて予想のつく心理描写が心地良い。そして、このストーリーならではの、今までだったらその部分はタブーだった部分を突いていく。カルトになる理由も分かる。

ということをバカラックの日本ライブを聴きながら。バカラックが「おおきに」といっている!!

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2007年5月 2日 (水)

半そでTシャツでコンビニ

いよいよ、半袖Tシャツ姿で夜にコンビニ行って、ちょうど気持ちいいという状況になってきました。さて、絶望先生を読みつくしたあと、コミック星新一もちらちら読みつつ、ななついろドロップスは、ほとんどパラパラマンガ状態で読んでしまい、さて、なかなか1巻が置いている本屋が見つからなかった「ドージンワーク」に手を出すことにした。さて、絵柄はさわやかかわいい系なのに、基本的にエロい4コマものなのだ、と初めて知りました。ドージンワークに比べたら、げんしけんはもちろん、らきすたでさえ、ドロドロしてますね。

 さて、映画は『BRICK』。こういう、超ど級インディーズが公開されるときは、常に胸騒ぐ。よほど、すごいものでない限り、公開まで行かないはずだからだ。先日の邦題『明日、君がいない』もオーラでまくりでしたが、ブリックは。とにかく、映画が終わるまで、「この映画は一体、何なのか」、全く分からない。映画が完結しても、ストーリーは分かるのだが、やはり分からない。なんだ、この映画は。ハイスクールを舞台にしつつも、ハードな麻薬アクション・サスペンス。なのだが、もちろん、低予算ということもあるが、それ以上におそらく演出として、必要最低限の人物以外、フレームに入らないのだ。つねに殺伐とした風景。校庭なんだけれど、荒野。ハードボイルドというよりは、あれはマカロニ・ウエスタンのテイストではないだろうか。とにかく、殺伐としているのだ。そして、凄絶なストーリーなのに、ものすごくカラッとしている。もちろんリアリティがない、ということもあるのだろうが、少年社会でまさか的な偏見のことを考えると、これもリアルなのかもしれない。しかも、それが当然の前提としてあるのもすごい。マッドマックス2である。しかも、この監督、編集のワザで逃げる?ため、ハードアクション・シーンも実はさほどの運動量ではないと思われる。さあ、この監督、次、どうする? 方向性は、よくわかりません。

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ベビーフェイス

ほとんど一気読みに近い形で、あの「さよなら絶望先生」を最新刊まで読んだが、あの皮肉の剛速球はすごい。皮肉とかパロディは通常、粘液質で少量だが、このコミックは、おびただしい程の数を豪快に提示する。しかも、それを「お約束」と自身を早いうちにパターン化させる、という、はや漫才コミック化している(登場人物の女子生徒も幅はないので、シュールなコント劇団とみてもいいでしょう)。そんなコミックに感化されたあとの『ブラッド・ダイアモンド』。こちらは、ズウィック監督だから、超ストレート。ひねり一切なし。ワルでハードボイルドな役のレオ様や、クールがるジェニファー・コネリーを見るにつけ、俳優たちのチャレンジ精神などは分かるものの、美男美女ゆえにリアルさを感じない(もちろん、こっちの先入観だが)もどかしさ。レオ様は、この人物像がはっきり見えないな、と思うと、途中で生い立ちを自ら暴露?するが、それさえも、その場のでまかせのように聴こえる(ドラマの性質で行くと、あの場面は真実を語っている場面だと思われるが)・・・もし、本当にあれはでまかせの生い立ちで、本当に、あの人間は何者だったのかわからない、という話なのだったら、これは本当にすごいし、おそらく、ほとんどの観客は、あのレオ様のキャラクターの話には到達しないと思うので、完全犯罪的ですごいのですが。ベビーフェイスである、というのもなかなかつらいものですね(勝手な思い込みですが)。

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