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2008年1月11日 (金)

喪失に関する物語

ようやく、いっぱいいっぱいのタネのひとつが本日終了したため、かなりホッとしている。いわゆるビールが旨い状態なんですが、そんなに体調絶好調ではないので、とりあえず、明日は平穏だな、というぐらい(ビールは飲みましたが)。

さて、久々のアニメ考。先ほど『CLANNAD』を見ましたが、・・・ゲームをしていないので、じっくりストーリーを知るのは、今回のTVアニメ版が初めてなのですが、これ、次々との特に「記憶の喪失に関わる物語」(記憶喪失をテーマにしているわけではない)になっている。KEY/ビジュアルアーツの物語は、どれも、”記憶を喪失すること”が重要な要素になっていると思われる。先日までの風子に関する記憶についてのエピソードは、ともすればホラーになりかねないプロットをユニークな解釈で見せるストーリーと感じ、おお、と思いましたが。それにしても、アニメでもやはり「喪失」に感動を任せているか。死や喪失は、(ストーリーとして)安易な逃げ道ではないか、とやはり思ってしまうので。

正月の2日だったろうか、NHKの深夜に再放送もので、『ウェイクアップ・コール』というドキュメントを放映していた。歴代のさまざまな宇宙飛行士たちの、朝の目覚ましのために、地球から贈られる「飛行士たちそれぞれの、思い出の歌や、家族からのプレゼントの歌」にまつわるエピソードをつづったもの。映像は、ほぼすべて、宇宙空間の映像なのに、そこに流れるのは「ロッキーのテーマ」だったり「ホテル・カリフォルニア」だったり「となりのトトロのさんぽ」「ホワット・ア・ワンダフル・ワールド」だったりする。そして、それらには、それぞれ意味がある。無機的な映像と、人間臭い音楽がマッチする。このドキュメントにも、喪失を前提としている部分もあるのだが、そのドラマが構成するのは、すべてではない。このドラマの感動を支えているのは、宇宙と地球という、圧倒的な距離である。距離と時間は密接な関係にあるから、圧倒的な距離というのは、一定の期間における”時間の喪失”(それは911に宇宙にいた飛行士の話で如実に物語られる)を意味する。やはり根底には、喪失があるのかもしれないが、さまざまなことを考えさせられた。こういった、感動をもっと覚えたいものだ。これが、感動でしょう(たまたま、今、下川みくに「それが、愛でしょう」聴いていただけです。名曲ですね)。

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» CLANNAD -クラナド- 第13話 「思い出の庭を」 [俺的南風…あたっていかないか?]
2週間は長かった…ようやく続きを見れました! 前回は朋也がことみの家へ上がりこみ [続きを読む]

受信: 2008年1月11日 (金) 14時10分

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