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2008年7月30日 (水)

スカラ座

当初、高崎・前橋方面の古本屋にいってみようと思い立ち、プラス、それを、確かまだ乗ったことのないはずの八高線を使っていってみようと思い、横浜線で八王子に出て、4両編成の電車が結構すぐにやって来た。行き先を全く聞いていなかったのですが、高崎まで行く電車はどうもなくて、高麗川どまりがほとんど。ここで、高崎行きに乗り換える。そこで、また下車ごころがムクムクと、で、高麗川の駅の外に出る。いや、これは、こう書いても間違いないであろう、「何もない」。最近の駅ターミナルは、駅前そのものがにぎわっているのではなくて、そこからバスやタクシーでさらにどこか目的地へ行くための乗り換え地点でしかない、という感じの体裁になっているが、まさにここはその感じで、駅のちょっと古風な感じと、ちょっと近代的に整備されつつも、「道しかない」感じの駅前が、これは時間をつぶすのはやめて、そこに来ている川越行きに乗ることにする。てっきり、川越は八高線の途中にあるのかと思っていたら、そうではなくて、高麗川から別の線なのだった。それも、八高線の電車が高崎には行かずにそのまま川越線に入る、というものが多いものだから、途中だと思ってしまったのだった。20分ぐらいで川越。この川越が、想像をはるかに超えたところで、ものすごいターミナルになっている。完全に地方のターミナル駅のマンモスな印象。さて、ここで昼飯時(といっても、15時すぎ)だが、駅ビルは、全国チェーンのよく知れた店のオンパレードなため、ちょっと古びた地元ビルっぽいビルを探して、ありました。地元ビルの3階のレストラン街。そこにも、全国チェーンもあるのですが、その一方、定食もきっちりやっている地元の店が何件もある。これは、何回も来たいぐらい。その中の洋食専門店らしい店に入って、ハンバーグとかにクリームコロッケの定食。サラダやポテトにも、独自の味付けがある。堪能して、さあ、川越といえば、探したかったのは「川越スカラ座」である。携帯でマピオンとりだして、調べる。かなり、遠いことが判明。行き当たりばったりで、とにかく北へ行けばいい模様。立体的な駅を降りるとすぐに、そこだけにぎわっている商店街が視界の向うに一直線に伸びているのを見つける。おそらく、この人の流れは、本川越駅への道であろう。ちょうど、JR奈良から近鉄奈良までの同様の道を思い出す(奈良の方が道幅は広かったと思う)。全体の町並みとしては飽きないが、膨大な店の数の商店街ながら、そのほとんど全てが全国チェーンの店であることに驚きつつ、そのため、店の中に入ることはなく、ずんずん北へ。そして商店街の北の起点に着き、そこからまだまだ北なので、さらに北へ。だんだん観光地の「小江戸」らしい町並みになってくる。そういう中にブックオフもコンビニもあるのだが。さらに進み、一旦、直線が途切れ、ちょっと西に曲がり、さらに進む。そこで、まさかと思い調べると、なんと今日が「定休日」とのこと。強烈に挫折感あり、戻ることにする。この間にバス停はいくつもあったので、次回、スカラ座に来るときは、バスを調べてこようと思う。そして、古い懐かしい感じの商店街(来た道とは違う。来た道の西隣の商店街)を歩く。しかし、やはり、ほとんどの店は引き払っていたり、シャッターが閉まっている。まだ夕刻なので、本来店が開いている時間だから、本当に今、店を開けている店がすべてなのだろうか、と寂しく思いつつ、かなり歩くと、急にダイナミックに開けて西武本川越駅の駅ビルだ。ちょっと、そこも散策して、ここから高崎に戻りたかったため、そのルートを一応確認して、本川越から、所沢へ。これまた、本川越は高架駅と思っていたら、地上にあって、しかも始発駅だった。所沢で飯能行きに乗り換え。さすがに所沢ではおりず。ちょっと時間が足りなくなってきていたので。飯能までの電車の中で、だんだん夜が近づく、絶景な色に空が変わっていく。そして、飯能で、西武秩父行きに乗り換え。もう夜である。7時30分前に東飯能。さて、ここで、高崎へ出て、と思っていたのだが、東飯能から高崎まで、なんと1時間30分もかかるらしい。ここで、これも断念。東飯能より、八王子方面に乗り込む。・・・・帰りの横浜線で、落雷のために京浜東北線と山手線が止まっている、と聞く。無理しなくてよかったと安堵。

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2008年7月20日 (日)

走り去る空と文庫本

7月11日、この日は、各駅停車で京都までたどり着く予定でしたが、とりあえず、予定は立てておらず、ともかく早めに起きて、活動時間を多めにとろうと思っていた。6時に起きる。何せ、昨日4時30分起きを実行していただけに、6時でも、早起きとは感じなかったりする。松江駅に7時前に着く。松江駅前は、それにしても、ビジネスホテルが多い。数ある地方都市の中でも、こんなにもビルが多いのには、改めて驚く。なのだが、これもびっくりだったのが、7時前で開いているカフェのようなところがない。パン屋さんがあったが、パン屋でさえ、7時オープン、とある。仕方なく、駅のコンビニでサンドイッチを買い(そのサンドイッチが作られているところを確認すると、どちらかというと、山陰ではなく山陽側の広島県の場所だったと思う。)、待合のベンチで食べる。同じように、コンビニでのパンを食べているビジネスマンらしき人がほかにもいる。そして、7月25分松江発、米子着8時2分。米子で、もうちょっとちゃんとした朝食とろうかな、と思いましたら、駅の改札でてすぐに食堂はあるのだけれども、サンプルを見る限り、どれもボリュームがすごいことになっている。とても、食べ切れそうにない。サンプルを見ているうちにお腹いっぱいになってくる。そば屋もあったのですが、その時は、見送る。そして、当初、乗る予定はなかったのですが、今まだこの時間なので、乗っても時間がなくなる事もないだろう、と思い、境港線に乗ることにする。8時44分。さて、この線、かなり人が乗っている。老若男女で、これは完全に生活に使われている路線という感じ。この線は、ずっと街中を走る線で、しかも、ちょっと乗客の多い理由がわかった気がしたのが、とにかく、駅が多い。駅間がすごく短い。ほとんど、市電のノリの駅の多さ。9時25分、境港。駅を出るとすぐにしっかりしたビルがあって、その中にレストランがあるようなのだが、中が見えない。魚料理メインのようだが、普通にカレーライスでもオムライスでもサンドイッチでも出そうな雰囲気ではあるのだが。そして、そのビルを見ていたら、ここは隠岐へのフェリー乗り場であるのだということにいまさら気づく。念のため調べたら、隠岐へは一日一本しか船はないようなので、向うへ行くと、今日中には帰れない。ちょっと、海のほうをのぞいてだけ見て、すぐにディーゼルに戻る。9時44分境港発。10時29分米子着。そして、さすがに、当初入る予定のなかったそばを食べることにする。月見そば。押し寿司が名産のようなのだが、その時食べず、ちょっと後悔している。10時56分のとっとりライナーへ。そば屋から見えるホームに列車は入ってきて、乗車準備できました旨の放送が流れたので、この長丁場列車で立ち乗りは避けたかったので、早めに乗る。クロスシートの窓側に座ると、ヤングガイジンマンさんが通路側に乗ってきた。マック持参。気になったのが、この方、まず、ポテトを食べきり、ポテトを食べきってから、ハンバーガーを食べ、ハンバーガーを食べ終わってから、おもむろにドリンクに手を伸ばしている。その順番に気になっていると、ちょっとお腹の調子がよろしくなくなってきて、何回も席を立ちそうに自分がなってきたので、何度もガイジンさんの前を失礼したくなかったため、仕方ないが、席を立つことにする。車窓を楽しもうと思ったら、ちょっと混んでいる列車だったら、座るより立つほうが気が楽といえば楽で、しかも、陽射しがこの朝も強かったので、日よけをおろされそうな感じでしたので、そういう意味でも、ドア付近に立って、日よけはそこにはない(絶対、外が見える)ドアのところから外を見たほうが確実。そして、落ち着いたら、最後尾のちょうど車掌室にあたるところに誰もまだいなかった。ワンマンなので、車掌室がないのである。これはラッキー。いわば特等席的な位置で、車窓を楽しむ。さて、ここでわかったのが、かなりの間、直線であることだ。鳥取12時36分。鳥取には降りたことがなかったため、砂丘とか花回廊とかもし近くにあったら、なんて考えていたのですが、駅近くには普通の市街地のみ。(とっとり花回廊は調べたら、鳥取というよりも、米子からシャトルバスだった)で、鳥取の市街地散策。アーケードのある商店街を見つける。JRの駅前で、開けた商店街しかもアーケード付がある街は珍しい。いかにも地元の人が利用していそうな店で昼食を食べたく(13時すぎ)、地元チェーンぽい居酒屋に入る。日替わりはハンバーグ定食で、まわりのビジネスマンはみなそれを頼んでいるが、それではなくて、すべて地元の魚介類だ、と書いてあるので、ミックスフライ定食を頼む。サーモン?イカ?あと何かわからないものが2種類でかなりのボリューム。かなり満腹になって、まだしばらく鳥取散策。といっても、もう暑くてあつくて、すぐに地元CD屋に入る。アニメものが異常にそろっているが、微妙にアニメものがゲームの棚に入っていたりする。が、こんなに鳥取で放映されているのだろうか、と素朴に思う。そして、もう少し散策予定だったが、とにかく暑いので、早めに駅の改札を通る。14時54分鳥取発のスーパーはくと10号。ここからまだ鈍行でもよかったのですが、今日は京都にホテルをとってあるのですが、京都で泊まるのは初めてだったので、ちょっと京都の夜を楽しみたかったというのもあり、早めに京都に入りたかった、というのがあった。さて、このスーパーはくと10号。てっきり、山陰線を通るものだと思っていたら、そうではない停車駅がアナウンスされていて、しかも、智頭急行うんぬん言っている。そう、スーパーはくと、とは智頭急行の特急なのである。上郡までは智頭急行の乗務員、ということで、女性乗務員のアナウンスがある。(上郡からのJR乗務員は男性でした)この智頭急行、さすが86年開業だけあって、ほぼすべて高架で、とにかく急カーブなどなく、スピードの出せる路線という印象。2日前に通った佐用も止まる。なんか、感慨深くなった。2日前は、智頭急行とは、という感じだったのですが、こういう特急が通っているのですね。そして、全くローカル線を通っている感覚はないまま(車両がJRじゃないな、という感じはある)、そこからはJRの上郡。ここからは、山陽本線である。考えてみれば、山陽本線(新幹線ではなく)を通ったのは、ものすごく久しぶりのような気がする。それこそ、学生の頃、とか家族旅行したとき、とかそのぐらい前である。駅名だけはききなれていたが、目の当たりにして、こういう駅だったのか、そしてこんなに瀬戸内海が絶景なところもあるのか、とあらためて感動しつつ、東京の古本の本にも、視線は行く。リクライニングで寝そべって、本を掲げて読んでいると、心地よいスピードで青空が視野の両脇を過ぎ去っていく。その青空をバックに文庫本、という趣である。大阪、新大阪とくるとかなり不思議な気がする。初めは、山陰線で京都のつもりだったから、まさか、こんな感じで大阪に戻ろうとは。そして、京都着17時51分。京都へ、宿のあるところとして下り立ったのは初めてで、新鮮。ホテルは、歩いて5分ぐらいのところ。チェックインしてすぐに散策へ。まず、京都タワー名店街がすばらしい。基本的に土産売り場だけれども、雰囲気が、とにかく安らげる。昭和の感じだ。昭和の売り場の感じ。銭湯が地下にある。かと思えば、もちろんタワーにも上れる。2階に書店がある。さて、そこから街散策としゃれこんだつもりだったが、当てが全くないままでは、自分がぼんやりと考える面白そうな場所なんて見つからない。というか、京都駅前付近というのは、思った以上に、普通の普通の町並みである。店らしい店は地下にあるからだろうか。ちょうど東京の八重洲を想像する。南側に回ってみる。がそこも、そんなにすぐにいろいろあるわけでもなく、なんて思っていると、最近始まった風のブックオフ的な古本屋に出くわす。品揃えは微妙なのだが、とにかくテリトリーが広いため、しばらく探すともなく探していると、結構いい時間になってしまっていて、地下街に戻り、ラーメン屋で塩ラーメンとチャーハン。そして、翌朝、また6時おきで、まさしく朝帰りで、横浜に戻ったのでした。京都散策は、一度、ちゃんと練ってから行きなおしたいと思いつつ。観光地は行きませんけれども。

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2008年7月16日 (水)

314号線

7月10日。木曜日。第二木曜日。これにはじめ、気づいてませんでした。当初、ゆっくり備後落合14時10分に間に合えば、と思っていて、時刻表をよく見ると「第二木曜は運休」。その前は、なんと9時30分備後落合まで、さかのぼる。しかも、この列車も木次線の終点宍道まで行くのではなく、途中、出雲横田、つまり亀嵩のひとつ手前の駅までで、出雲横田から宍道までの列車が、16時6分までない。つまり、出雲横田で5時間30分待つ。本格的な出雲横田観光が出来てしまう。しかし、この方法しかない。しかも、この備後落合に9時30分にいきつくための列車が、これがなんと5時18分新見発1本しかないのである。ということで、4時30分に起きることに。ホテルでチェックイン時にその旨を伝えると「玄関のカギは開けておきますから、部屋のカギはフロントに置いて、お帰りください」とのこと。で、朝は、前日に買ってあったジャムパン、ご当地牛乳と、昨夜の買出しの残りを食べて、出発。朝まだ暗い新見駅。駅務室もまだ開いていない。1両のディーゼルには、結局自分ひとりしか乗客はなく、走り出す。もう、この芸備線がすでに森の中をかき分けるような車窓で、山と緑しかない、ものすごい景観が普通に続いていく。途中で、ようやくビジネスマン風、学生さんなども乗ってくる。そして、備後落合6時36分。ここで降りた乗客はほかに2人いたと思いますが、彼らには、到着を待っていたクルマがそれぞれあったようで、彼らを乗せて、駅を去っていく。ちょうどこの頃、ほかにも、3,4台同じようにクルマが、この駅を6時46分に出る三次行の乗客となる家族?たちを乗せて到着してくる。それらが去って、後はものすごい静寂。ほとんど秘境駅の静寂の長時間は以前、夜明駅で経験しているが、今回のは長丁場。何しろ、次に乗る列車は9時30分発。ほとんど3時間。散策を始める。後に、駅で業務する人たちの生活のための家とか店とかの廃屋を見つつ、舗装された道路(183号線)に出る。簡易郵便局とされた家あたりの前の自動販売機だけはちゃんと動いているのを確かめて、コカコーラを買う。しばらく、東側に歩いてみるが、これは何時間歩いても、周りは山しかなさそうと見切りをつけ、駅に戻る。まだ7時。もちろん、9時30分まで、次の列車がないわけで、ということは、まず、他の人間が来る可能性はない。ということで、駅のベンチで横になって、本格的な駅寝をすることにする。回りは、鳥のさえずりと、時折聴こえるクルマの音(183号線の)と、多分緑のざわざわという音と、そういった音しか聴こえない。この1時間30分ちょっとを楽しむ。というのも、9時すぎからは、誰か来るかもしれないので、ちょっとそわそわしていたのですが、8時30分頃についた、三次行のディーゼルの運転手(顔はあわせていない。駅舎には来られませんでした)がいるのみ。そして、9時20分頃、出雲横田行が到着。乗ろうとすると、「どこまで行かれるの?」と運転手氏。駅名とっさに忘れて、最後まで、というと「途中までしかいかないよ」「ええ、知ってます」。ということで、ここも、初めからは、自分以外乗客はなし。ワンマンなので、車内放送のテープの点検をしばらくされている。この木次線は、すごいところを100%通る路線で、駅のあるところこそ、ちゃんと集落があるものの、その駅間がすごい。そして、川に沿って走るので、この山と川(西城川)に挟まれた景観を走る。昔、記念切手で見たことのある名前の国定公園の名前の札がところどころにある。景観がいいはずである。かつ、川の水も澄んでいる。そして、これは後でしらべてわかったのだが、314号線って、本当に木次線にぴタッとくっついて作られているのですね。そして、三井野原からスイッチバックの出雲坂根。乗っている間は、どういうルートを通っているのかわかりかねるのですが、地図を見ると、これまた驚愕のルートである。そして、出雲横田10時23分。途中で、乗客も、3人ほど増え、彼らも、出雲横田まで。さて、この出雲横田が、開けていた。ちょっと、西側の三江線の石見川本を思い出した。ここも大掛かりな近代的街づくりとかがあったのだろうか。駅前すぐに小学校がある。駅前に喫茶店もソバ屋もある。ちょっと歩くと、コンビニもある。とにかく、観光的景観を意識された感じの情緒ある建物が多い。しかし、朝から、かんかん照りで、暑い。コンビニで島根県地図をしげしげと。実は、5時間30分も待つのだから、それならひと駅先の亀嵩まで歩こう、なんて考えていたのだ。地図を見る限りでは、すごい道のりには思わなかった。さすがに長くても、1時間も歩けばつくだろう、と思っていた。駅としての今日の主目的は亀嵩だったからだ。出雲横田よりも、亀嵩で、より時間を楽しもうと思っていた。しばらく、歩き始める。11時ちょっと前ぐらいから。炎天下。12時前ぐらいまで歩いて、なんか大きな道と交差するところで、右に曲がればいい、と思っていたのが、この314号線歩くも、全然、その交差する道が出てこない。周りは、これまた時々人家、セメント会社?、など涼をとれるところなんて、全くなく、しかも、トラックなどがブンブン通っていく、とても、普通、人が歩行すべき道ではないのだ。それはわかっている。わかっているが・・・・頭が暑くなって来て、時々、髪の毛をバサバサとやって、暑さを逃す。フラフラ来たら終わりなので、そうなるまでに・・・。そして、全く分岐点が見えず、不安になってくる。あまりにも方向音痴なのは自身自覚しているので、もし、これで、道間違っていたら大変である。マジで帰れない。そうよりは、この今までせっかく歩いた1時間分の距離を戻って、横田でおとなしく待った方が確実だ。ということで、1時間かけて、戻った。13時30分すぎ。しばらく、駅のベンチでじっとするも、ここも暑いので、先に確認していた手打ちそば屋に入ることにする。ざるそばの大盛り。わんこそばを頼むのが普通の店のようなのだが、どうしても、店の看板メニュー以外を頼んでしまう。ちょっと太めというかきしめんっぽい太さのそばを食べ、冷房入っているので極楽。この時間帯なので、はじめ自分しかいなかったのに、お客さんがいっぱいになってきて賑やかになってきたので(煙草吸う人もいそうだったので)店を出て、しばらく、石見川本よりは、街の広さは大きくない町並みをしばらく歩き、そしてCDショップ、本屋、スポーツ用品店が一緒になった店に入る。そして、なんと店の処分もののハコの中に「ベスト・オブ・ジャッキー・グラハム」東芝盤日本盤を発見する。ソウルやディスコなどを聴くことはフュージョンもののぞいてほぼ皆無の私ですが、このジャッキー・グラハムのブレイキン・アウェイだけは特別な思い入れがある。そして、思い入れがありつつ、しばらく、その曲名もわからなかった過去があったため、誰のなんという曲かがわかってからは、フェイバリットとなった(これは偶然後に曲名は知ったのだった)。そして、コミック好きのあんちゃんの客とイケメン・ドラマに詳しい店のおばちゃんとのコミック批評を聴きつつ、こんな山の中の町の書店としては驚くほど細かくそろっていたりする本をしばらくいろいろ読んで、時を過ごす。この先の旅のお供の本として、角田光代と岡崎武志の「古本道場」(ポプラ文庫)を買う。カバーをつけてもらうと、おっ、ちゃんとオリジナルのブックカバーで住所も印刷されている。学生で本の虫だった頃、この地方の書店のブックカバーを集めるのが趣味の一つだった。田舎の書店で、どこにでも売っている森村誠一の文庫などを買ったりした。そして、一旦えきに戻ってから、本屋とは逆の方向を歩いてみる。農協があるらしい。ということはAコープがあるか。あったあった。ここでも、ご当地牛乳と、ご当地醤油とソバを買う。とびうおのフライという、もしこのままホテルに行くだけだったら絶対買う総菜を恨めしく見つつ、炎天下に出てから、その牛乳(紙パック)を飲む。そうやって、しばらくしていて、16時6分。これだけ待ったのだが、乗る駅はひと駅。亀嵩までの間、数時間前に悪戦苦闘した道のりを思い出しつつ、これまた森の中をかきわける車窓を感じていると、やはり、自分が歩いた地点は、まだ全体の3分の1ぐらいだったのだと理解する。ということは、全部で20キロ弱は歩かなければいけなかったのか?と後で地図を見て愕然とする。それは無理だ、あの炎天下。そして16時15分亀嵩。ついに降り立った。大学で、卒論に清張文学を選んだクセにその時には来なかった(その頃から、ものすごいところだということはうすうすわかっていた。当時は、急行とかも通っていたはずだが)。その亀嵩のホームに自分が今いる、と思うとジーンと来た。そして、駅舎がそば屋さん、といううわさは本当か、と駅に降りると、これも本当だったので、また感動。静かに、その店の中に入って、しばらく、壁にかかっているさまざまな記念写真や、「砂の器」関係者ほかの著名人のサインや切抜きなどをしげしげ見ていると、店の人(若い方。30代後半?)が出てこられたので、「頼んでもいいですか」。何しろ、この午後5時前、という時間である。子供たちは、同じ店にアイスを買いに来ている。月見そばの定食の冷たいのを頼む。そばの上には海苔とネギとかつお?いりこ?ぶしがのっていて、小鉢は、大根とぜんまいとたけのこを煮たものを冷やしたもの、そしてさばの煮付け(これも冷やしてある)、そしてご飯。どれもうす味でおいしいのだが、このご飯が特においしい。10分もせず食べ終えてしまって、盆を下げにいって、しばらく(冷房がかかっているし、この雰囲気が好きだったので)いさせてもらうよう頼む。次って、18時1分。まだ、1時間ある。ということで、奥出雲の駅で、東京の古本屋についての文庫本を読んで過ごす。17時40分すぎに、店の人に挨拶して、再度、駅の周辺、ホームそのものをしばらく味わう。そして、やってきた列車は、横田から?の学生でいっぱいで、座ると車窓が見えないので、しばらくは立っていた。絶好地の席が空いたので、そこからは前方の車窓を。トンネルが多い。トンネルとトンネルの間には、町がある。19時12分宍道着。すぐに山陰線へ。19時21分松江着。ホテルに行くも、これまた夜の早い街で、20時で店が閉まってしまう。また、近くにコンビニを探す気力もなく(何せ、今日は、こんな一日だ)、ホテルにあるレストランでビーフカレーを頼んで(これが思ったより量が多くて苦しかったが、今夜は、この後、もう食べも飲みもしないので)、終了。明日は、山陰線乗り継いで、京都までのつもりなのですが、早めに起きよう、と6時目標で、寝る。

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2008年7月15日 (火)

明宝会館

7月8日以降の、木次線ほかへの乗りについて。まずは、8日は別の用事で、大阪に午後6時の約束で、新横浜を14時9分ののぞみ。新大阪が16時26分。ちょっとその後、かのくいだおれ太郎(最後の日)を見に行こう、と思っていたのですが、そこで米原の人身事故。名古屋で、そのアナウンスがあり(ここで、本当は近鉄に乗り換えるべきだった)、すぐに動き出したため、おおごとにはならなかったのか、とホッとしたら、そうではなくて、岐阜羽島で2時間ほど待たされることに。岐阜羽島からだと、乗り換えまくって大阪にたどりつくまで、3時間はかかる。これは、さすがに待つしかありませんでした。ということで、くいだおれ太郎は見れず。

さて、9日。新幹線11時5分、姫路11時44分。クロスシートのディーゼルですが、地元の人は、この4人がけをひとりで使用する場合、窓側には座らないんですね。中年男性ひとりが、そういう感じで通路側に座っているだけのところに相席させてもらう。ということで、一応、窓側に座ることが出来る。本数がそんなに少なくもない路線だったので、そこそこ利用者の多い路線と思っていたら、まあ、時間が中途半端?なのか、混んでいるというほどの混みようではない。佐用までは、そんなにすごいところをかき分けて通る、という感じはなく、13時24分着。隣のホームは「智頭急行」のホーム。こちらの方が、見た目、にぎわっている。地元の学生の流れも、こちらの方が多い様子。地下道を通って、駅の外に出て、なかなかの晴天ですが即ATM探し。すぐに地元の信用組合?のATM発見し、そこでなんとか。続いては、食べ物屋探しで、ちょっと歩くと、うどん屋発見。入ると、おやじさんひとり。このおやじさんひとり、という店は、よく地方で見かけるが、こういった店の何たるかがなかなか難しい。この店でいえば、みそカツ定食というメニューもあるのに、日替わりも「みそカツ」とある。きつねうどんを頼むと、「きつねはない」との答え。メニューにはあるのですが。何ならできるかと尋ね、こんぶかたまごなら、という答えのため、こんぶうどんなるものを頼む。でてきたのは、本当にとろろ昆布風のこんぶとネギが入ったうす味のうどん。このだしはおいしかった。とにかく、時間がなく、熱いうどんを超特急ですすって、14時6分の津山行きへ。さて、この佐用行きの列車(1両でも列車というのかが今でも抵抗がある)にはかしましいおばちゃん三人組が乗っていたのですが、この津山行にも乗ってらっしゃった。なかなかよい感じの地方/田舎町の光景をすぎつつ、おばちゃんたちは林野で下車。一気に車内がまったりとする。しかし、車窓は、この次の勝間田あたりから、すごいところを通り始める。ローカル線というのは、ところどころ、ちゃんと開けた集落はあるのだが、この集落と集落の間を走る部分がすごい。津山15時7分。津山といえば、なかなかおしゃれな先入観があったのですが、昔はにぎわっていただろうな感が、静かに漂っている。驚いたのは、駅前に明宝会館なるレジャービルがあり、そこに映画館があり、しかも「ナルニア国物語」をロードショーしていて、なおかつ、ちょうど、まもなく入れ替えの時間だ。以前、ここがチケット売り場だったのであろう窓口や、階段を上がっていくと、売店とチケット売り場が一緒になって、チケット売り場の女性がひとり座っている。これは後悔したのですが、15時50分の新見行きに乗るつもりなのだが、17時40分のものに変更して、ここでナルニアを見られるところまで見るか。ナルニアを見たいのではなく、もちろん、こういった昔懐かしい雰囲気の映画館で映画を見る、という雰囲気を1時間強味わうかどうか、ということである。可能なら、映写室(おそらく2台の映写機を切り替える昔のタイプであろう、と想像するので。昔、夏の暑い日など、蒸し風呂のような映写室で、ほとんど下着姿状態で、映写していたこともあった頃を思い出す)も見たいぐらい。そしてその匂い、空気も感じたい。・・・・しかし、新見の夕刻も楽しみたかったので、しばらくこの空気を楽しんだ後(今まで上映された作品のチラシなども「ご自由におとりください」状態で置いてあった。中には、なぜか東京ユーロスペースのものも。館の人が勉強のために持って帰ってきたりしていたりしたのだろうか)、駅の建物の並びにあった食堂に入る。そこの看板メニュー風に書かれてあった焼きうどんを注文。細めんで、かなりソース焼きそばな感じ。かなり昔の2時間ドラマの再放送が頭上のテレビからみえている。いやあ、こういう雰囲気大好きです。そして、津山15時50分。この新見までの道のり。ほぼ毎駅単位で、学生たちが乗り降りの連続。どの学生さんも、ほとんどひと駅で列車を降りるが、また(多分)違う学校の生徒が乗ってくる。半分クロスシート、半分ロングシートのワンマンカーだが、学生たちは、よく、運転手よこを陣取り、そこでパンをかじりだしたり。いずれも、いかにも部活帰り。学生密集度多くなると、車窓はほとんど見えなくなる。が、まあ、こういう感じもローカル線の空気なので。この津山から新見は結構、いい感じのところを通るのですが、中でも、刑部あたりからがすごい。車窓(運転席と同視点)から見る限りでも、先には、茂みしか見えない、というところをかき分けて進む。そして新見17時41分。これが、なかなかたたずまいのよい景色。少し、本日の宿側に歩いていくと、静かな川が流れている。後で調べると、高梁川。この川沿いの景色がなかなか懐かしい感じで感動。空気は、生暖かさと涼しさの間ぐらい。18時すぎだが、地方の食堂は、夜早いことが多いので、早めに食べようと、いかにもな感じのそば屋メインの食堂に入る。そこでチキンライス。どうも、こういった感じの田舎のムードじっくりの店でチキンライスを頼むのが好きだ。なんか昭和の感じがします。普通においしく、それがたまらなく、そこからまだ明るいうちにブラブラと思い、ブラブラすると、本屋/CD/ゲームなどを置く地方版ツタヤみたいな店発見。つい、こういう店も入ってしまうのですが、今回は、なんと「ターンAガンダム・コンサート」のDVD付の限定盤発見。津山で菅野よう子の限定盤! そんなことしている場合か、と思いつつ購入。そして、チェックインして、ホテルの人に近くのスーパーへの地図をもらい、スーパー散策へ。ありました、Aコープ。地方でスーパーといえばAコープで、そこで夜食用に少し惣菜を買う。地元の牛乳なども買う。まあ、これは鉄則。その間に東京や大阪へ急ぎの仕事の電話をやりとりするも、ちょっと不思議な感じがする。ホテルの部屋では、地元のニュース番組をもちろん堪能。ところで、そうしつつ、明日の木次線スケジュールを再チェックしていると愕然。そう、明日は、第二木曜だったのです。急にド早起き(4時30分起き)しないといけないことが判明。

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