« 314号線 | トップページ | スカラ座 »

2008年7月20日 (日)

走り去る空と文庫本

7月11日、この日は、各駅停車で京都までたどり着く予定でしたが、とりあえず、予定は立てておらず、ともかく早めに起きて、活動時間を多めにとろうと思っていた。6時に起きる。何せ、昨日4時30分起きを実行していただけに、6時でも、早起きとは感じなかったりする。松江駅に7時前に着く。松江駅前は、それにしても、ビジネスホテルが多い。数ある地方都市の中でも、こんなにもビルが多いのには、改めて驚く。なのだが、これもびっくりだったのが、7時前で開いているカフェのようなところがない。パン屋さんがあったが、パン屋でさえ、7時オープン、とある。仕方なく、駅のコンビニでサンドイッチを買い(そのサンドイッチが作られているところを確認すると、どちらかというと、山陰ではなく山陽側の広島県の場所だったと思う。)、待合のベンチで食べる。同じように、コンビニでのパンを食べているビジネスマンらしき人がほかにもいる。そして、7月25分松江発、米子着8時2分。米子で、もうちょっとちゃんとした朝食とろうかな、と思いましたら、駅の改札でてすぐに食堂はあるのだけれども、サンプルを見る限り、どれもボリュームがすごいことになっている。とても、食べ切れそうにない。サンプルを見ているうちにお腹いっぱいになってくる。そば屋もあったのですが、その時は、見送る。そして、当初、乗る予定はなかったのですが、今まだこの時間なので、乗っても時間がなくなる事もないだろう、と思い、境港線に乗ることにする。8時44分。さて、この線、かなり人が乗っている。老若男女で、これは完全に生活に使われている路線という感じ。この線は、ずっと街中を走る線で、しかも、ちょっと乗客の多い理由がわかった気がしたのが、とにかく、駅が多い。駅間がすごく短い。ほとんど、市電のノリの駅の多さ。9時25分、境港。駅を出るとすぐにしっかりしたビルがあって、その中にレストランがあるようなのだが、中が見えない。魚料理メインのようだが、普通にカレーライスでもオムライスでもサンドイッチでも出そうな雰囲気ではあるのだが。そして、そのビルを見ていたら、ここは隠岐へのフェリー乗り場であるのだということにいまさら気づく。念のため調べたら、隠岐へは一日一本しか船はないようなので、向うへ行くと、今日中には帰れない。ちょっと、海のほうをのぞいてだけ見て、すぐにディーゼルに戻る。9時44分境港発。10時29分米子着。そして、さすがに、当初入る予定のなかったそばを食べることにする。月見そば。押し寿司が名産のようなのだが、その時食べず、ちょっと後悔している。10時56分のとっとりライナーへ。そば屋から見えるホームに列車は入ってきて、乗車準備できました旨の放送が流れたので、この長丁場列車で立ち乗りは避けたかったので、早めに乗る。クロスシートの窓側に座ると、ヤングガイジンマンさんが通路側に乗ってきた。マック持参。気になったのが、この方、まず、ポテトを食べきり、ポテトを食べきってから、ハンバーガーを食べ、ハンバーガーを食べ終わってから、おもむろにドリンクに手を伸ばしている。その順番に気になっていると、ちょっとお腹の調子がよろしくなくなってきて、何回も席を立ちそうに自分がなってきたので、何度もガイジンさんの前を失礼したくなかったため、仕方ないが、席を立つことにする。車窓を楽しもうと思ったら、ちょっと混んでいる列車だったら、座るより立つほうが気が楽といえば楽で、しかも、陽射しがこの朝も強かったので、日よけをおろされそうな感じでしたので、そういう意味でも、ドア付近に立って、日よけはそこにはない(絶対、外が見える)ドアのところから外を見たほうが確実。そして、落ち着いたら、最後尾のちょうど車掌室にあたるところに誰もまだいなかった。ワンマンなので、車掌室がないのである。これはラッキー。いわば特等席的な位置で、車窓を楽しむ。さて、ここでわかったのが、かなりの間、直線であることだ。鳥取12時36分。鳥取には降りたことがなかったため、砂丘とか花回廊とかもし近くにあったら、なんて考えていたのですが、駅近くには普通の市街地のみ。(とっとり花回廊は調べたら、鳥取というよりも、米子からシャトルバスだった)で、鳥取の市街地散策。アーケードのある商店街を見つける。JRの駅前で、開けた商店街しかもアーケード付がある街は珍しい。いかにも地元の人が利用していそうな店で昼食を食べたく(13時すぎ)、地元チェーンぽい居酒屋に入る。日替わりはハンバーグ定食で、まわりのビジネスマンはみなそれを頼んでいるが、それではなくて、すべて地元の魚介類だ、と書いてあるので、ミックスフライ定食を頼む。サーモン?イカ?あと何かわからないものが2種類でかなりのボリューム。かなり満腹になって、まだしばらく鳥取散策。といっても、もう暑くてあつくて、すぐに地元CD屋に入る。アニメものが異常にそろっているが、微妙にアニメものがゲームの棚に入っていたりする。が、こんなに鳥取で放映されているのだろうか、と素朴に思う。そして、もう少し散策予定だったが、とにかく暑いので、早めに駅の改札を通る。14時54分鳥取発のスーパーはくと10号。ここからまだ鈍行でもよかったのですが、今日は京都にホテルをとってあるのですが、京都で泊まるのは初めてだったので、ちょっと京都の夜を楽しみたかったというのもあり、早めに京都に入りたかった、というのがあった。さて、このスーパーはくと10号。てっきり、山陰線を通るものだと思っていたら、そうではない停車駅がアナウンスされていて、しかも、智頭急行うんぬん言っている。そう、スーパーはくと、とは智頭急行の特急なのである。上郡までは智頭急行の乗務員、ということで、女性乗務員のアナウンスがある。(上郡からのJR乗務員は男性でした)この智頭急行、さすが86年開業だけあって、ほぼすべて高架で、とにかく急カーブなどなく、スピードの出せる路線という印象。2日前に通った佐用も止まる。なんか、感慨深くなった。2日前は、智頭急行とは、という感じだったのですが、こういう特急が通っているのですね。そして、全くローカル線を通っている感覚はないまま(車両がJRじゃないな、という感じはある)、そこからはJRの上郡。ここからは、山陽本線である。考えてみれば、山陽本線(新幹線ではなく)を通ったのは、ものすごく久しぶりのような気がする。それこそ、学生の頃、とか家族旅行したとき、とかそのぐらい前である。駅名だけはききなれていたが、目の当たりにして、こういう駅だったのか、そしてこんなに瀬戸内海が絶景なところもあるのか、とあらためて感動しつつ、東京の古本の本にも、視線は行く。リクライニングで寝そべって、本を掲げて読んでいると、心地よいスピードで青空が視野の両脇を過ぎ去っていく。その青空をバックに文庫本、という趣である。大阪、新大阪とくるとかなり不思議な気がする。初めは、山陰線で京都のつもりだったから、まさか、こんな感じで大阪に戻ろうとは。そして、京都着17時51分。京都へ、宿のあるところとして下り立ったのは初めてで、新鮮。ホテルは、歩いて5分ぐらいのところ。チェックインしてすぐに散策へ。まず、京都タワー名店街がすばらしい。基本的に土産売り場だけれども、雰囲気が、とにかく安らげる。昭和の感じだ。昭和の売り場の感じ。銭湯が地下にある。かと思えば、もちろんタワーにも上れる。2階に書店がある。さて、そこから街散策としゃれこんだつもりだったが、当てが全くないままでは、自分がぼんやりと考える面白そうな場所なんて見つからない。というか、京都駅前付近というのは、思った以上に、普通の普通の町並みである。店らしい店は地下にあるからだろうか。ちょうど東京の八重洲を想像する。南側に回ってみる。がそこも、そんなにすぐにいろいろあるわけでもなく、なんて思っていると、最近始まった風のブックオフ的な古本屋に出くわす。品揃えは微妙なのだが、とにかくテリトリーが広いため、しばらく探すともなく探していると、結構いい時間になってしまっていて、地下街に戻り、ラーメン屋で塩ラーメンとチャーハン。そして、翌朝、また6時おきで、まさしく朝帰りで、横浜に戻ったのでした。京都散策は、一度、ちゃんと練ってから行きなおしたいと思いつつ。観光地は行きませんけれども。

|

« 314号線 | トップページ | スカラ座 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92257/41916402

この記事へのトラックバック一覧です: 走り去る空と文庫本:

« 314号線 | トップページ | スカラ座 »