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2008年10月 8日 (水)

つっこみはもうしない

久しぶりにまとめて映画を観ました。2日で5本。昨日『永遠の子どもたち』『ザ・ムーン』、本日『櫻の園』『キャラメル』『252』。もちろん、ワザと、観る作品をこのように選んだというのもありますが、久しぶりに試写を見に行く時間を取れたら、もともと見たいと思っていた作品にかなり出会うことが出来ました。『永遠の子どもたち』は、風の音で感動し、『櫻の園』は、まさしく「観ている時の自分の表情を見られたら、おそらくヤバい」作品プラスノスタルジックに美しい川井サウンドのハマリ方は予想通りですばらしい。『キャラメル』は、レバノン映画という見慣れない国の映画で身構えつつも、見たくとも観れないだろう、と思っていた作品のひとつだったので、見ることが出来る、ということがまず感動で、かつ、音楽といい、色彩感覚といい、なんと洗練されていることだろう、と楽しみました。

さて、『永遠の子どもたち』も、根源的な部分で一箇所疑問は残ったままだったりしたのですが、ウルトラメジャー映画であるところの『252』は、そのつもりで観る、ということを楽しみましたが、それにしても、かなりの箇所で突っ込まざるをえない箇所はあり、そこで映画へのノリを遮断されて、映画から距離を一歩置いてしまう。始めからそのノリも多少あるコメディ乗りの作品ならともかく、こういったマジな色合いの作品で、どう考えても瞬時にそれはおかしい部分に関しては、多くの観客の興をそぐことにならないか、と心配する。いくらなんでも、作り手がその点に気づいていないはずはないので、気づきつつも、リアルよりもエンタテインメント性を重視する、ということなのかもしれませんが、ほとんどの箇所は、そこをリアルにしたとしても、物語に破綻はきたさないであろう部分であったりするのです。破綻するのなら、仕方ないのですが(まあ、脚本を練り直せ、というのは別として)。

詳細を突っ込むことはしませんが、こういった点を克服しているエンタテインメントがちゃんと傑作として後年にも名を残しているのではないのか、と思うのですが。

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