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2009年1月 7日 (水)

ご利用くださいませ!!

JR恵比寿駅のエスカレーターがいい感じです。改札入ってから、ホームまでのエスカレーター(1Fからも、5F?からのも両方)の両脇の見える側に、ホームまでの場合、電車に乗っての行き先ごとの案内(所要分数)を、ホームからのエスカレーターには、恵比寿駅を降りての、各方面への最寄の出口の案内がいくつものパネルに分かれて表示が続く。例えば「渋谷へは」「1番線を」(本当は2番かもしれません。これは喩えの話です)、「ガーデンプレイスへは」「東出口を」(本当は西出口かもしれません。これは喩えの話です)と表示パネルを目で追って、〆が「ご利用くださいませ!!(あと♪もついている)」と続く。いいのが、出口案内のほうで、こっちの出口ではない方の説明が「ちなみに」と余談のように続けられることで、間違う人からすれば「それを先に言えよ」的な感じはするのですが、いずれにせよ、エスカレータヘは乗っちゃっているので、最後まで乗ってから引き返すしかないですね。
さて、『レボリューショナリー・ロード』拝見。サム・メンデスは『ロード・トゥ・パーディション』を未見なので、映画すべてがそうかどうかはわからないが、基本的には、大変なことが行われていることを淡々と描写する恐ろしさがあったように思える。今回の作品は、これはそのギャップは狙っているのだろうが、作品自体を包む暖かく白く平和なトーンの画面、一見、穏やかな風景の中で、主人公たちは、かなりの「熱演」をする。「熱演」はオーバーアクションのことではない云々は、以前、ちょっとそれによってオーバーアクションのものは影を潜めていた感じはしていたのですが、これは、あえて、のオーバーアクションだろう。その証拠に、使用曲もトーマス・ニューマンの劇伴も、非常にクールである。主人公二人だけが、オーバーアクションなのだ。つまり、それが熱演する、ということとはまた意味が違う。この映画でストーリーテリングをするにあたってその方法を選んでいる、ということだ。これはナチュラルでは決してない。一見、画一的な会社の場面や居間での会話も、画一化したイメージ通り?的な反ナチュラルだ。とすると、これはかなり『アメリカン・ビューティ』と似てくる。トッド・フィールドの『リトル・チルドレン』も思い浮かべますが。省略部分のストーリー説明を隣人の噂話で進める方法はうまいですね。これだと、ストーリーをわざわざ説明する理由付けが自然ですからね。ここには、ナチュラルさはあります。

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カタリクチ、カタリクチ

冬というのは、いいアニメができる必須条件なのでしょうか。今年も、1月からのラインナップはなかなかに豪華。『ホワイトアルバム』1回目を見逃したのは痛いが、『みなみけおかえり』と放映時間がバッティングするも、前シリーズも、すべてを見ていたわけではないので、こちらを選んでシャフトの『まりあほりっく』。このスタッフたちの仕事は、常に、それ単体として楽しむのではなく、予備知識がいろいろあるほど楽しめる形のものですが、今回の、この作品のおおまかなスタンスは、主人公の女の子が、イケメンたちに言い寄られるひとつの王道パターンの、あのタイプのストーリーの描写パターンのパロディというか、オマージュでしょう。そして、『宇宙をかける少女』。メカ+美少女のこれも王道パターンだが、過去作品よりも、メカ描写が綿密にありながらも、真剣さを見せない。この真剣でない雰囲気を持続すれば、面白いのですが。
さて、映画では、観初めは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』拝見。奇妙な人生をたどった主人公を描く場合、主人公と最も親しかった人間の回想記の形をとるのは王道で、本作も、そのスタイルをとる。いつからか、この回想記スタイルは、自分には違和感がありまして、つまりは親しかった人間の思い出なのだから、その想い出を語る本人にとっては、感動の物語なのは間違いない。とすると、このスタイルは、感情移入しづらいかもしれないストーリーの弱点を補う手段ということになる。が、ドラマが感情移入させてナンボなのかどうかは疑われるところなのですが、感情移入しづらいドラマは難解と勘違いされる可能性は大きい。商業映画として存在する宿命なのでしょう。あくまで趣味というスタンスで望んだからか、実験的だったのが、ソダーバーグの『さらば、ベルリン』だ。視点(語り手)が2度変わるのだ(すべてで、3人の視点)。最近は、TVと映画の連動スタイルで、同じストーリーを複数の視点で語るというものも、流行になりつつあるが、そうではなくて、この場合は「数奇な人生を辿った人間」の話の場合、ということなのだ。しかも、そこからにじみ出ているのは「数奇な人生を送る=悲しい人生」。数奇な人生を送るということは悲しいことなのか。

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