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2009年1月 7日 (水)

カタリクチ、カタリクチ

冬というのは、いいアニメができる必須条件なのでしょうか。今年も、1月からのラインナップはなかなかに豪華。『ホワイトアルバム』1回目を見逃したのは痛いが、『みなみけおかえり』と放映時間がバッティングするも、前シリーズも、すべてを見ていたわけではないので、こちらを選んでシャフトの『まりあほりっく』。このスタッフたちの仕事は、常に、それ単体として楽しむのではなく、予備知識がいろいろあるほど楽しめる形のものですが、今回の、この作品のおおまかなスタンスは、主人公の女の子が、イケメンたちに言い寄られるひとつの王道パターンの、あのタイプのストーリーの描写パターンのパロディというか、オマージュでしょう。そして、『宇宙をかける少女』。メカ+美少女のこれも王道パターンだが、過去作品よりも、メカ描写が綿密にありながらも、真剣さを見せない。この真剣でない雰囲気を持続すれば、面白いのですが。
さて、映画では、観初めは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』拝見。奇妙な人生をたどった主人公を描く場合、主人公と最も親しかった人間の回想記の形をとるのは王道で、本作も、そのスタイルをとる。いつからか、この回想記スタイルは、自分には違和感がありまして、つまりは親しかった人間の思い出なのだから、その想い出を語る本人にとっては、感動の物語なのは間違いない。とすると、このスタイルは、感情移入しづらいかもしれないストーリーの弱点を補う手段ということになる。が、ドラマが感情移入させてナンボなのかどうかは疑われるところなのですが、感情移入しづらいドラマは難解と勘違いされる可能性は大きい。商業映画として存在する宿命なのでしょう。あくまで趣味というスタンスで望んだからか、実験的だったのが、ソダーバーグの『さらば、ベルリン』だ。視点(語り手)が2度変わるのだ(すべてで、3人の視点)。最近は、TVと映画の連動スタイルで、同じストーリーを複数の視点で語るというものも、流行になりつつあるが、そうではなくて、この場合は「数奇な人生を辿った人間」の話の場合、ということなのだ。しかも、そこからにじみ出ているのは「数奇な人生を送る=悲しい人生」。数奇な人生を送るということは悲しいことなのか。

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