« NOT GUILTY | トップページ | スパイロ・ジャイラ『フリータイム』 »

2009年8月25日 (火)

駅から遠い

みなとみらいのシネコン、駅から遠い。さて、そこで、ようやく『サマーウォーズ』を鑑賞。いろいろな、疑問は残るが、それらは、この作品が達成したもろもろの事項に比較すれば、些細なことなのだろう。さて、なぜ「ズ」なんだろう。戦いはメインのものと、高校野球地区予選をあわせて「ズ」なのだろうか。こんなに電脳側のストーリーが多いとは思わなかった。確かに、全世代に見てほしい、という意図があるならば、電脳部分率が高いことはいわない方がいいのでしょう。なので、3世代で映画館にいけば、とりのこされる人もきっといるだろうけれども、それよりも、これが今どきの家族映画なのだ、ということである。2次元の世界での生き方を得意とする少年が、3次元、そして大勢で生きることの楽しさを知り、「大勢で生きること」は、2次元世界でも感じることとなる。電脳側の世界は、まるで真鍋博の世界が動いているかのようだ。真鍋世界で生きてみたい(万博世代は、そうだろうかな)人間にとってはたませない仮想世界。アバターでの戦い、ということで、見た目にも飽きさせない作りとなっている(が、ここが、とっつきにくい人を生み出すかもしれないところではあるから、ここは英断でしょう)。ものすごい地球規模のストーリーながら、長野の家を実はほとんど出ずに、みんなひきこもって展開している話というのだから、これまた気づくと痛快。このストーリーには、今までの「ストーリー」に突っ込みを入れていた側が、じゃあ、おまえだったらどういう物語にするんだ、的に練られている気がする。果たして、多くの映画(物語)制作者は、作りあがった作品について、「自分は、この映画を見たいか」という命題に、果たしてイエスといえるだろうか。

|

« NOT GUILTY | トップページ | スパイロ・ジャイラ『フリータイム』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92257/46028834

この記事へのトラックバック一覧です: 駅から遠い:

« NOT GUILTY | トップページ | スパイロ・ジャイラ『フリータイム』 »