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2009年9月 3日 (木)

ピーター・フォンダが出ているのに気づかなかった。すみません。

先日の考えに則って?独立系配給会社配給による洋画『3時10分、決断のとき』を見る。さて、この映画は2年前の作品で、アメリカ公開時、そこそこ日本の映画ファンの間でも話題になり、しかも、寡作作家とはいえ、日本でも前作までは、しっかり公開されている監督ジェームズ・マンゴールドの作品である。が、やはり男くさい映画=女性ファンを呼べなそうという理由なのだろうか、公開が敬遠されていた作品である。ネームバリューのあるスターも出ているというのに。で、新宿ピカデリーに、見に行く。初めて来た劇場でしたが、あまりにもおしゃれな作りになっているシネコンで(雰囲気は百貨店。近くに伊勢丹があるのを意識しているのだろうか?)、そこで、この古風なスタイルの作品というのも、そぐわない気も個人的にはしつつも、いや、もう、これがイマの劇場なのだから、こちらが適応しないといけない。ちょっと、期待はしていたが、びっくりしたのは、客層。まさに、老若男女だったのです。老夫婦というのはわかる。オヤジさん、おれが見ても面白そうなのは、これぐらいだろう、という感じだ。しかし、クロウとベイルという女性ファン多いスターが出ているとはいえ、見た目に、若い女性のひとり、女性同士の観客が多いのだ。戦国・時代劇が女性に人気は言われて久しいが、ひょっとしたら、西部劇も、女性を惹きつける要素を十分に持っているのだ(男のかっこよさを十分に堪能できるジャンルとしては、確かに、最高のジャンルだ)。西部劇に限らず、男のための娯楽映画は、多くを語らない主人公、だが、もちろん、この作品も、多くの、核心的なこと以外は結構しゃべるが、自分の動機としての大切な部分については寡黙(といっても、もっと昔の映画に比べると、しゃべっていると思う)。そして、シンプルな筋立てをアクション主体に見せる。ベルトラミの音楽は、アメリカ映画だというのに、マカロニ・ウエスタンへのリスペクトと思える曲調。主題歌があってもいいと思うのですが、そこは、まあいい。それにしても、この作品が、2年後に公開になるとは思っていなかった。さすが、ウエスタン・ファンの熱情、おそるべし。ちょっと前の『ワイルド・レンジ(OPEN RANGE)』の時も、その熱情を感じた。具体作品名はあげないが、なかなか「映画ファン」の触手が動く「映画らしい映画」の公開が少ない中、この「男が喜ぶ燃える男の映画」ジャンルは、見直されるのではないか。というか、女性の映画ファンだって「映画らしい映画」を見たいのじゃないか。それは、当たり前のことなんだろうけれど。(ところで、クレジットで、クリスチャン・ベイルのもろもろ助役は"TO C.BAIL"とあるのに、ラッセル・クロウのそれは"TO BEN WADE"となっていたのは、なにか理由があるのでしょうか。大人の理由か?遊びか?

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