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2012年3月29日 (木)

今日はヴァンゲリス氏の誕生日です

ヴァンゲリスを初めて知ったのは、もちろん『炎のランナー』が、まだ邦題をもっていなくて、インストなのに、ベストヒットUSAに登場した頃のこと。ただし、この頃、自分は高校生(男子校)で、洋楽好きも多く、フュージョン好きとかもいて、クラスでミュージシャン談義ができた(今では、多分、信じられない。ゲームクリエイター談義とかになるのだろうか)。そんな中に、ヴァンゲリスとジョン・デンバーが好き、という不思議な趣味(一見、両極)の友人がいて、彼に、ヴァンゲリスの旧作は教えてもらったと思う。そうそう、ちょうど、その頃にカール・セーガン博士の『コスモス』がブームになって、それに使われた音源のLPも出たのだった(あの番組用に作曲されたオリジナルではない。モリコーネの『ルーブル美術館』的な感じ)。
『炎のランナー』がアカデミー作曲賞を取ったのは、自分ではしっくり来なかった。オスカーが、劇伴本職な作家に不利なのは、昔も今も変わらないが、この年もそう。他のノミネートは『ドラゴンスレイヤー』『黄昏』『ラグタイム』そして『レイダース』。これだったら、自分なら『黄昏』ですね。しかし、『炎のランナー』の、あのアコースティックなシンセというインパクトは、その後のサントラ界にも絶対影響を与えているし、ヴァンゲリスが映画音楽に深く関わっていくきっかけにも絶対なっているはずなので、これはこれで意義のある受賞だったのだ、と今になっては思う。
ヴァンゲリスは知られている通り、サントラの盤化に積極的でなかった。『ミッシング』はシャドウズが演奏したシングル盤を買ったし、サントラとしていきなり出たのは、『南極物語』が、以後初となる。『ブレードランナー』も、カバー演奏のLPが出る異例。今となっては、こちらの音源も、聴きなおすと、それはそれで楽しいのですが。
ヴァンゲリスはハリウッド作品は2004年の『アレキサンダー』が現状最後。今年で69際なので、晩年の例えば、ミクロス・ローザのようにシブい小品などで復活とか、してみていただきたいのですが。
追記。『炎のランナー』の主要曲をフュージョン・カバーしたサックス奏者アーニー・ワッツのアルバムも大好きです。

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