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2012年7月14日 (土)

リアルな『アタック・ザ・ブロック』

銀座シネパレスにて『アタック・ザ・ブロック』鑑賞。こんなにマジな映画だと思っていなかった。エドガー・ライト絡みなので、シニカルなパロディ臭があるものだと思っていましたが、全くなし。
説明一切なし、横道エピソードに逸れることもほぼなし(若干、看護士女性側と並行する部分が、少しスピードダウンするが)、かなり余計な部分はそぎ落とした感じがある。が、主人公モーゼスの視点をずっと継続させてほしかったので、複数視点にならざるを得ない箇所は、分割画面とかにしてほしかったぐらい。余計なことはそぎ落としつつ、少年たちのちょっとしたセリフなどに、社会状況的なものを塗りこめる。という意味ではハードアクションだが、シリアスな人間ドラマもちゃんと存在させている。というか、もし、現実にこの事件が発生したとした場合に、登場人物たちは、どんな話をするか、についてリアル。それは映画的、というよりむしろドキュメンタリー的にリアルな感じがする。看護士女性の、結果ヒーローとなった悪ガキたちとの距離のとり方も、かなりリアルだ。すべてが、いかにもまるで同じシチュエーションの映画で自分たちが突っ込んだところを全て修正したら、こうなりました、的な感じ。なので、別にモキュメンタリーじゃないのに、ドキュメンタリー的な鑑賞感があるのはそこなのだろう。音楽は、これも、まるで、主人公の少年たちなら、どんな音楽をバックに流しているか的なリアル感。かなりスマートでクレバーな映画を見た感じがしました。

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