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2013年4月16日 (火)

通り過ぎる興味対象『コズモポリス』

『コズモポリス』(以前に試写(ショウゲート試写室)にて) 
 
物語は、特に実験的な作品であれば、起承転結は全く考えなくていい、とは思っているが、思うに『コズモポリス』は、承の途中から転の途中までを画面に映し出しているような物語。また、クローネンバーグ映画は、ひとつの主だった設定はありつつも、主人公という目を通して、その時々のクローネンバーグ自身が興味を持つ対象が、まるで展覧会を歩いてみて回るように通り過ぎていく、物語そのものとは直接関わらない部分が、逆に重要と思うのだが、今回は、クルマに乗って、主人公が目的地に向って移動するという、さらなる明確な比喩があるため、物語を放棄してもよいかな、感は、先に感じ取ることができる。
主人公のキャラクターというかいでたちが、『アメリカン・ヒストリーX』のクリスチャン・ベイルも思い出したりする。

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受信: 2013年4月17日 (水) 22時32分

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