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2013年6月24日 (月)

シャイさゆえの接写というのも考えられるが『顔役』

『顔役』於・シネマヴェーラ渋谷(特集・勝新太郎)鑑賞6月22日

 本当に、全体像が全く分からないレベルの接写につぐ接写。物語だけを冷静に思い起こすと、結構、静かな室内劇および静かな演技の箇所も多い。が、そんなシーンのはずが、手持ちカメラで、ものすごい接写の状態で、カメラは動きまくるので、画面が否応なく、ものすごい躍動感を作ることになる。思ったのは、この必要以上?の躍動感は、登場人物たちの心理の高揚感との一体を具体的に観客に起こさせるのではないかな、と思う。巨悪への挑戦的な部分との接触は『にせ刑事』とも似るが、そのアプローチの方法が、山本薩夫と勝新太郎の視点の違いなのだろうなぁ。
 音楽が村井邦彦で、異常にポップ&グルーヴィ。ちょっと『太陽にほえろ』的なものも感じる。ジャズファンクと刑事、というのは、クインシーやラロ・シフリンのファッションの流れから来るものなのでしょうね。

 ところで、感じたのが、勝新太郎がいかにもベビーフェイスということで、それを、いかにも海千山千面した役者たちが固めて、バランスが取れている、という感じなのだろう。

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