« 実写女子高生版"ぱにぽに"じゃないか?『イみてーしょん、インテリあ。』 | トップページ | 説明のつかない感情を説明すること『世界グッドモーニング!!』 »

2013年8月14日 (水)

マッドマックス的オーラの舞台設定の中で。『大いなる学生』

『大いなる学生』(於・映画美学校エクラン/PFFスカラシップのすべて)
鑑賞8月11日

 この作品のユニークな点は、一にも二にも、ドラマがなぜか、いずれも屋外で行なわれるということだ。もちろん、予算の話がはじめにあるのだろうと思うが、屋外で行なわれることで、それこそ、不思議なワイルドさが出ている。地味な設定なのだが、マッドマックス的なオーラがなぜかそこにまとわられているのである。
 もちろん、ラース・フォン・トリアー『ドッグヴィル』のように、舞台のほとんどは、見る側のイマジネーションが補え、という解釈もあるかもしれない。その解釈しかありえない展開の部分もいくつかあったと思う。ただ、未来という設定がまた、なぜか野外でドラマが起こることについて、100年後はこうなんだ、という暴力的な設定の言い訳になっているのだろうとも思う。
 いずれにせよ、そんな、映画的に魅力的な設定の空間を与えられて、そこで、この地味なドラマ、という落差がまた、まるでジャームッシュ映画的オフビートな笑いに転嫁されることになる。
 実験作が可能な時にしか作ることはできないだろう映画であることは、確かだと思う。

|

« 実写女子高生版"ぱにぽに"じゃないか?『イみてーしょん、インテリあ。』 | トップページ | 説明のつかない感情を説明すること『世界グッドモーニング!!』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92257/57992313

この記事へのトラックバック一覧です: マッドマックス的オーラの舞台設定の中で。『大いなる学生』:

« 実写女子高生版"ぱにぽに"じゃないか?『イみてーしょん、インテリあ。』 | トップページ | 説明のつかない感情を説明すること『世界グッドモーニング!!』 »