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2013年12月 1日 (日)

淡々と記録した、映写についての貴重な資料映画『旅する映写機』

『旅する映写機』於・ポレポレ東中野

「映写機」があるコヤに特化しての、個性的な映画館のオムニバス的紹介作品。嬉しかったのは、それぞの映画館が、どういう立地にあるのか、という周囲の風景をしっかり記録してあることである。大心劇場などは、まさしく劇場に行く道中も含めて劇的である。
「流しこみ」について気になったのは、映写終わったほうのフィルムをどうするのかが映っていなかった事。一旦、床に放置しておいて、手動で巻き取っていくのだろうか。二台あるうちの一台が壊れてしまった場合、緊急の上映方法としては、この形をとることになったろうかなぁ。(以前、自分が関わった劇場は、ひとつは二台の切り替え、もうひとつは、大きな円盤にフィルムをひとつにまとめて、リールの中心からフィルムを送って、外円に巻き取っていくというタイプのものだった)
そして、さすがに映写機について、機種までしっかり解説しての、硬質で感情を入れない純・文化映画仕様、ナレーションも、森田美由紀タイプ風な、優しいが中庸な無感情の、最も自分がドキュメンタリーのナレーションでベストと思っているスタイルで、心地よかった。
いずれにせよ、プラスでもマイナスでもなく、淡々と「記録しておこう」という試みと思う。少なくとも、これで「映写」についての記録映画がひとつ誕生した、という貴重な財産であり、資料である。

 パンフは、大混雑の『ある精肉店のはなし』との入れ替えでごったがえし、買えず。

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